ムラサキツメクサ
野っ原に生えているシロツメクサは好きなのですが、植栽の間から生えてくるツメクサは嫌いです。
ツメクサの名前の由来は、江戸時代オランダからガラスを運ぶ際、割れないように緩衝材として利用したことから「詰め草」とされたというのが有力な説のようです。
繁殖力が強いのでどんどん増えていく植物です。
特にムラサキツメクサはサツキやドウダンツツジ、ハクチョウゲなどの低木の上に覆いかぶさって、光合成を阻害し、ともすれば植栽を枯らしてしまいそうな勢いで伸びてきます。
白と紫を比べると個体として紫の方が強力な印象を受けます。
グランドカバーとして、雑草を抑えるために、わざわざクローバーの種を播く人がいますが、私としては良し悪しだと思っています。
広いスペースなら、芝刈り機を使って地際で刈り込むことで成長を抑えることができますが、植栽の間に育ち始めると、手がつけられなくなります。
花壇に撒くのも手入れが出来なくなるのでやめた方が無難です。
私ならプランターに育てます。
以前、子どもたちに「花飾りの冠」を作らせたいと、自ら種を播いている校長先生に、
「校長先生…、お気持ちはよーく分かりますが、播く場所にお気をつけになった方がよろしいかと…」と進言したことも…。
学校では注意が必要な植物だと思っています。
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