放送室を改造する
以前の仕事です。
勤務していた中学校の放送室が物置化していました。
着任当初、ナンジャこりゃ!!と私は思いました。
1年目にまず、体育の道具の収納場所を生徒の昇降口そばに作り、荷物を移動させ、使わないものは廃棄してもらいました。
2年目、その他のものを置けるよう職員室に棚を作ったり、配置を変えたりして、移動。
この頃には、私が提案し、物の片付けや移動すると整理整頓がしやすくなり、乱雑だった職員室が見た目にも綺麗になっていくことが、職員全体に浸透していました。
3年目。
さて、最終目標である放送室はどう説得して片付け、必要な機材を購入してもらうか…を考えていた矢先、運動会リハーサルで放送機器のトラブルが発生。
(リハーサル中にラジオ放送が混信し、先生たちも右往左往)
原因はその時使っていた機材が古く、配線自体がラジオのアンテナの役目を果たしてしまい音を拾ってしまったこと。
解決するのには別の機械やコードが必要であると説明すると、一気に職員の同意が得られ、機材やコードを購入する流れとなりました。
新規購入した機材で運動会は無事終了。
運動会で使用した機材やコードはそのまま放送室の改造に利用することとし
放送室の改造に取り掛かりました。
物置化していたスタジオ部分は片付けて放送機器のみ置くようにし、スタジオらしく(ラジオ局のように)向かい合わせに机を置いてマイクやカフ(片手でマイクのオンオフをする機械)を設置。
放送卓がある部屋はオペレーションのみ行うブースへと作り替えました。
ミキサーにはスタジオ内のマイクやヘッドホンを繋ぎます。
ヘッドホンからは自分の声も、音楽も聞こえる、ほとんど放送局と同じ仕様です。
ハード部分の改造後、ソフト(マニュアル)の改造にも着手。
放送担当の教諭を巻き込み、生徒に役割を設定。
〇全体統括するディレクター
〇CDを流したりするオペレーター
〇当日原稿を読むナレーター
〇時間を管理するタイムキーパー
やり方を教えて、お昼の放送も変えて行きました。
生徒たちも慣れてくると自分が何が得意なのかがわかってきて、どんどん上手になっていきます。
この頃は生徒の昼の放送にも付き合っていたので、昼休みがほとんど取れなかったけど、すごく面白かったなぁ…。☺
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