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戦時中の変な標語。「ぜいたくは素敵だ」「足らぬ足らぬは夫が足らぬ」

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岡本喜八監督「日本のいちばん長い日」の原作者である半藤一利の「戦争というもの」に書いていた、太平洋戦争中の標語ポスターへの落書き。

オリジナルは、「ぜいたくは敵だ」と「足らぬ足らぬは工夫が足らぬ」である。

戦時中、日本にも気の利いた名コピーライター(日本だから惹句屋とでも呼ぼうか)がいて、「敵だ」の前に「素」を書き加え、「工夫」の「工」を消したのであろう。

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「ぜいたくは素敵だ」太平洋戦争中、甘いものや白米が食べたかったであろう。

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「足らぬ足らぬは夫が足らぬ」戦争にとられた夫は生きて帰ってくるのか。お父様は五体満足でお帰りになるのか。家族は心配したであろう。


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苦しい時こそ「トンチ」「ユーモア」が必要なんだな、と思う。

で、2021年現在の日本。とくに権力争いを行う自民党の総裁選。彼らの言葉には、ユーモアのかけらもない。

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