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【悲報】瀬戸内寂聴さん、99歳で、逝く。

「俗」と「聖」のはざまで、本当の人間のあるべき姿を体現した方だと思います。つい、最近まで、お元気だったのに。。。ご冥福をお祈りいたします。

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最期まで「不良バアさん」だったんですね。イカスぜ!

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「夏の終(おわ)り」「美は乱調にあり」など、情熱的な愛と生を綴った小説や、法話などの活動で知られる作家で僧侶の瀬戸内寂聴(せとうち・じゃくちょう、本名晴美=はるみ)氏が9日に京都市内の病院で亡くなったことが、11日分かった。99歳。
徳島市の神仏具商の次女に生まれ、東京女子大在学中に結婚。卒業後、夫の赴任先の北京に渡るが、夫の教え子と恋に落ち、3歳の娘を残して家を出た。離婚後、少女小説や童話で生計を立てる。
 1957年「女子大生・曲愛玲(チュイアイリン)」で新潮社同人雑誌賞を受賞。「花芯」が酷評されて失意の歳月を送るが、61年の伝記小説「田村俊子」で再起。「かの子撩乱」や「美は乱調にあり」など優れた評伝小説を相次いで発表し、63年、2人の男の間で揺れる女の性と心理を綴った「夏の終り」で女流文学賞を受賞して、作家としての地位を築いた。
京都新聞 11/11(木) 12:51配信より引用


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瀬戸内寂聴さんといえば、「ぱーぷる」のペンネームで、「あしたの虹」というネット小説が一番印象に残っています。なかなか、面白い小説でした。女子高生の初恋のお話です。主人公を通して、バラバラになっていた家族がひとつになるところが感動的でした。いま見たら、アマゾンで「61円」で売っていました。笑

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もうちょっと骨のある小説が読みたい方には「わが性と生 (新潮文庫)」がおすすめ。昔の自分と今の自分が、文通しながら、「エロス」をあぶりだすといった内容。個人的な瀬戸内寂聴ベストワンです。

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合掌。

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