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2023年1月の記事一覧
成瀬巳喜男監督「流れる」を鑑賞。超実力派の女優がズラリ競演。幸田露伴の娘が書いた小説の映画化だが、エンターテインメントとして軽快で面白い!女優たちが、ぶつかりあう傑作だ。
職業相談所から、芸者の置屋に、おとなしい中年女性の田中絹代が女中として派遣されてきた。 山田五十鈴「名前は、なんてぇんだい?」 田中絹代「梨の花と書いて、リカといいます」 高峰秀子「なんだか、異人さんみたいだねえ」 山田五十鈴「ええい、ややこしいから、お春でいいだろ」 田中絹代「はい。けっこうでございます」 ええのんか!そんなんで、ええのんか!名前を勝手に変えてええのんか? 刑務所では、名前は葬られ、全員、番号で呼ばれるが・・・なんだか、そういう奴隷制度的なものを感じまし
松林宗恵監督「世界大戦争」を鑑賞。幸せに暮らす庶民の生活と、軍人&政治家のアタフタする様子を交互に描いたシナリオの構成が巧みだ。
やたらと「軍事予算」だけを激増させようとする自民公明維新のクソ政治家どもに、ぜひ、見せたい。自民党のダメ総理・岸田首相なんか、100回鑑賞して、感想文を国民に発表すべきだ。 ◆◇◆ 「連合艦隊」などを手掛けた松林宗恵監督と“特撮の神様”円谷英二特技監督の初顔合わせで、世界核戦争による人類滅亡を市井の人々の視点から描いた人間ドラマ大作。 舞台は東西冷戦の真っ只中。ふとしたことをきっかけに両陣営の間に緊張が走り、一触即発の事態となります。核戦争による人類滅亡へのカウントダウ
黒澤明監督「悪い奴ほどよく眠る」を観る。なんという終わり方。いつの時代も、<上級国民>だけ生き残り、下級国民は詰め腹を切らされる。。。
藤原鎌足さん、ええ演技しはるなぁ・・・。 ◆◇◆ とある公団の副総裁・岩渕の娘である佳子(香川京子)と、岩渕の秘書である西(三船敏郎)の結婚式が執り行われるが、そこにその公団の汚職疑惑を嗅ぎつけた記者の集団が押し寄せてくる。そんな中でも粛々と式は行われるが、ケーキ入刀用で使用するケーキが何者かの手によって公団のビルの形にすり替えられており、そのビルの窓に薔薇の花が突き刺さっていた。その窓は、数年前役員に追い詰められ自殺した古谷という男が飛び降りた場所で、事情を知る者は愕然