日守新一という俳優/小津安二郎「一人息子」
1936年公開の映画「一人息子」。
この映画を観て初めて知った役者さんは多い。
その中でも魅力を感じて感化された人物が二人いる。
一人は前回書いた坪内美子という女優。
もう一人は日守新一という俳優だ。
どう感化されたか。
表現が難しくぼやけてしまいがちだが、
たぶん、演技力や美しさは然ることながら、
「日本人のいろいろなものの原風景」を観せてもらったという感じだろうか。
前回書いた坪内美子に繋げて、今度は日守新一のことを書きたくなった。
その時代の本物の暮らしぶりが観れるの