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Now I have my family to protect

もう20年くらい前の話

高校生の時、留学中に
同じく南アからの留学生アリソン
NZからの留学生ワンダと仲良くなって

それぞれ帰国後も
当時は手紙でやりとりしながら
細々とだけど長く繋がってて

そのうち3人の中で一番最後に
ワンダが結婚するってなって、
わたしとアリソンを招待してくれて

クック諸島という島に
オットと当時11ヶ月の上の子と一緒に行きました

で、

久々の再会も嬉しかったし
パーティーもすごく素敵だったし
南国の長閑でゆっくりの時間を贅沢に楽しんだ!

って話は今は置いといて

ビーチでそれぞれのお子を遊ばせながら
アリソンと近況を話した時

南アフリカは子育てできる環境ではない、
日常にいつでも危険がある
アリソンは路上で強盗に襲われて
結婚指輪を取られてしまったけど
生命を取られなくてよかった

なんてエピソードを淡々と話してくれて

そういえばアリソンに手紙を送るときは
いつも局留めだったなーとか

手紙が直接郵便受けに届いて当たり前の日本と、
一方で世界にはそういう場所もあるのね…と

今、目の前にいて
同じように子育てを楽しんでる友達の住む世界が
実はそんな社会なのか…って

ショックではあったんだけど

で、アリソンは、
家族3人でイギリスに移住することにしたの
と教えてくれて

その時のアリソンの言葉が
今でもふと思い出されちゃう

「両親は大好きだし残していくのは心配だけど、
わたしは自分の家族を守らなきゃいけない」

当日はまだ20代半ばだったんだけど
同世代のこの子にそれを言わせちゃう社会って
ってすごく印象に残ってた


この数年、世間を騒がせてる流行り病やら
それに伴った予防措置やらあれこれ
時には身内と意見の違いで
ギクシャク、薄氷が張ったりもしつつ…

なかなかに少数派側にいた私ですが

あの時のアリソンの言葉を
度々思い出してました

いまだに少数派ではあるけれど
自分の選択にはちっとも後悔してないかな

どの選択にしても
自分や家族や大事な人のためだったと思うけど

クック諸島はニュージーランドと繋がりが深くて
NZ$が流通してるんだけど、
滞在中にちょっと珍しい現地発行のお金が手元に入った

珍しいからお土産にとっておきなー って
タクシーの運転手さんだったかな?
言われて持ち帰ったコイン🪙




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