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いにしえからあるデジタル通信、モールス通信で、エジプトと交信したい。 #1ヶ月書くチャレンジ Day3

今日のテーマは何かな?
「今1番やりたいこと」

それでは、書きます。

みなさんは、モールス信号、モールス通信というのをご存知ですか。やはり、ご存知ありませんか。娘に尋ねても、一体何のこっちゃとの反応、それこそ、どなたかの言葉を借りれば「知るかボケ」状態でした。それもそのはず、むかーし、むかしの通信手段なのですから。

今は、スマホで便利に通信できますよね。アンテナなんて付いていること自体忘れてしまっています。スマホでどうやって信号を送っているのかというと、音声や文字を「0と1」の信号に置き換えて送っているのです。これすなわちデジタル通信。でも、ほんの少し前まではちがった方式が主流でした。ラジオなんかでお馴染みの「AM」や「FM」は、音声なんかを、電波の波の高さや幅を変えることによって送っています。これをアナログ通信(放送)というのですが、このアナログ通信が少し前の主流だったのです。
でも、そのずーと、ずーと、ずーっと昔は、どうだったかというと、ヘルツやマルコニーが無線通信を始めた19世紀は、モールス通信という方式で通信していたのです。実は、このモールス通信ってデジタル通信なんですよ。

タイトルバックの写真をご覧いただけますか。これは、キー(電鍵)というモールス信号を送るための道具です。このキーは、スイッチのような役割をしていて、鍋のつまみのような黒い部分を指で押し下げると送信機のスイッチが入って電波が飛ぶ。指を離すとスイッチがオフになって電波が止まる。オン、オフ、オン、オフ・・・、1、0、1、0。ほら、デジタルでしょう。

実際には、長い1と短い1、長い0と短い0があって、これらを組み合わせて信号を作ります。

例えば、こんなふうに

・- -・・・ -・-・ (ABC)

トツー、ツートトト、ツートツート
なんて読んだりするそうです。

どこかでお聞きになったり、ご覧になったりされたことありませんか。
そう、ピンクレディーの「SOS」のイントロや、映画「タイタニック」の中で遭難信号として登場したりしていました。これすら、もう古い話題ですよね。現在では、船の遭難信号もモールスではなく(1999年で終了)、モールス通信は、業務用通信の世界から完全に姿を消してしまいました。今では、アマチュアの無線家の中で趣味として楽しまれています。

でも、いや、だからこそ、今からモールス通信を始めたいんです。

「古いやつだとお思いでしょうが、古いやつほど、新しいものをほしがる・・・」という歌をご存知ですか?こんな歌を知っているほど私は古いやつですが、古いものの中にも、新しさが潜んでいると思いたい。いや、そのことを、モールス通信で確かめたいんです。だって、モールス通信は、最先端の技術と同じデジタル通信なんですよ。

自分の言いたいことを伝えるのに、写真や動画、音声や音楽、美しいレタリックやライティング技術なんてめんどうなことは、いっさい必要ありません。トン・ツーだけでいいんです。いたってシンプルですよね。

モールス通信で交信するために、twitterやnoteのようなプラットフォームはいりません。キーと送信機とアンテナさえあれば、自由に世界中の仲間たちと交信できるんです。

何か今までとは違う新しさを感じませんか。

そしてなにより、機械との一体感が味わえるのがいいと思います。自分の指の力でデジタル信号を送り出すんですから。キーを強く押したり、長く押したり、粘っこく押したりで、送られる信号の音が微妙に違ってきます。これって、パソコンやスマホでは、ひっくり返ってもできない技ですよね。エバゲリのシンジのように機械に溶け込めるなんて素敵です。

あー、自分で書きながらワクワクしてきました。

今、モールス通信を始めるための準備を少しずつ始めているんです。モールス通信を行える最低限度の資格、第三級アマチュア無線技士の国家資格を通信教育で取りました。(入門程度ですが、有資格者なので、本稿でいろいろ語っています。)中古の無線機をヤフオクで手に入れて、無線局の開局申請を、国の総合無線局に出し、現在、審査中です。

早く電波を出して、モールス通信でエジプトの人たちと交信したい。

なんで、エジプトなのかって。

ピラミッドが巨大なアンテナに見えるから。

 #1ヶ月書くチャレンジ くわしくは、こちらを


(おわり)


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