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君と僕との距離

君は何かを訴えるような目をして
だけどお互いそれには触れず
しりとりみたいな
なんてない話に時間を使った

多分僕らは
これ以上近寄ることなく
離れてしまうだろう

何かひとつだけでも違っていたら
もっとお互いを知ろうと
鼓動が聞こえるほどの距離を
過ごしたような気がする

多分僕らは
もう会えなくなる日に
糸を差し出したりしない

君は絶対に言わないだろうけど
今思えば「勇気がないのね」って
目をしていたと思う

今になって気付いたってことが
君と僕との距離だった

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