高校の職業体験でギャルショップにアポ取った話

人は枠におさまりたがる、安心するから。

そもそも、選択肢があるところからしか選択してはいけないと誰が決めたんだろう。

文化祭での催しもそうだ。

「お化け屋敷」「演劇」「屋台」など

それはそれで楽しい。
お決まりも必要。
けれど、なぜ毎年その中から選択することがテンプレになってるか謎。


放課後何するかに全興味を持っていかれていて何にも聞いてなかったホームルーム。

文化祭の催しを決めるホームルーム

真面目とはかけ離れた
(好奇心旺盛と言っておく)高校生だったわたしは、つまらんものをやるくらいなら休みたい。


このままだったらつまらんものが決まりそうだ…とホームルームで初めて手を挙げて発言した。


「気球を飛ばしたい!」


担任は美術の先生(陶芸で有名な人だった)
(すごく変わってる※個性がある)


「いいね!面白い!決定!」


と、なり教室中がザワつきだした。



気球なんて作った事ないし、飛ばした事ない。
クラスメイトは不安とそんなもん無理に決まってるじゃないかと、ゆうちゃんがまた何か言い出したぞ〜!というごちゃ混ぜ空気が漂ってるがそんなことは知ったこっちゃない。




今まで、この学校で誰もした事がない
「気球を飛ばす」ことのワクワクで胸がいっぱいになった。



気を衒ったり変わったことをしたい訳ではなく、常にワクワクする人生を人間は選べる、選択できるんだってことを自分自身で体感したかったし、友人にも伝えたかった。



ここまでは良い話(?)風だが
わたしは発言をしたのみ。
準備はほとんどせず(最悪)
気球が飛んだ瞬間に「やったー!」と笑顔でピースして写真を撮ったこと今でも鮮明に覚えてる!
(クソみたいな奴はこの時期から発揮していた)

クラスメイトは、もぅええって!って笑ってた!(ゆうちゃんはいつもそうだ!と)



無事に気球は飛び、全員楽しそうだった!
良かった〜!良かった〜!



そう!
高校の職業体験の時も!



職業体験ってのがあった。
保育園、工場、美容室、飲食店など好きなところに行きなさいと振り分けられるが、興味のないところばかりが並んでいて、この中で選択しなきゃいけないなんて誰が決めたんだ?となった。


職業体験歴代資料の中から毎年同じ様にピックアップされたラインナップがだーっと並ぶ。


当たり前かのように先生達はそのラインナップを提案する。


楽だが、先生達は何の疑問も抱かないのか?となっていた。

職業の選択をこの時点で狭められてる。
「はーい!やってみたい職業、行ってみたい場所を自分達で考えて実行してみましょう〜!」までセットで職業体験として欲しいものだ。



別にそれを馬鹿にしてる訳ではなく、わたしはほんとに興味が惹かれるものが一つもなかった



社長になるにはどこに行けば良いのですか?と聞いたとて、その職業体験の一覧にはない。
そんなこと言うとクラスメイトはまた変なこと言ってるよ、となる。




皆と違う視点や思考が悪いことなのか?
口だけでなく実行して実績があれば、認めてもらえるってことも知っていた。



YESが多いほど、人は安心するみたい。
けどその場所のYES治安はほんとうに、良いのか?



話は脱線したが
職業体験!
自分が少しでもテンションがあがる場所が良い!



「先生!職業体験、ギャルショップに行きたいです!」


クラスメイトはまーた始まったぞって顔をしてるが、そんなことはどうだって良い!



先生も行ける訳ないだろ…って顔をしていたが



"行けた!"




当時、前代未聞!
高校生の職業体験で1日ギャルショップ店員をすることが出来た!
やった〜〜!




たしか自分で行きたいギャルショップにアポを取り、それを担任の先生に伝えてそこからは学校がやってくれた。(はず)
今はなき、心斎橋商店街のど真ん中にあったギャルショップ




その頃から、やはりゴリゴリにアポイントをとり交渉する女子高生だった。



アルバイトも働きたかった場所が募集してないと直接連絡してまさかの採用!となること多かった。これはまた追々noteに。



ギャルショップからも大歓迎されて、全身ギャル服を着てカリスマショップ店員になったかのように「ぃらっシャイマセ〜〜〜」とギャル声を響かせて、超ウキウキ体験をし大満足で帰ったのが記憶にある!
たしか洋服もいただいた気が…する!
同級生は羨ましがっていた。


やりたくない!というのではなく(それはただのワガママ)
他の提案をプレゼンして実行にうつすということの大切さを職業体験で学んだ。
成功体験。



両親がクリエイティブな職業でもなく、芸能人の友人がいた訳でもない。




学生の頃、大人になってからもずっと
「そんなの無理に決まってる!」論争環境にいたが、あまり心が折れなったし衰えなかった。




どこで、そうなったのかはわからないけれど行動力と生命力が抜群に強かったのかもしれない。




大人になって経営者の方とお話をするようになって、同じ思考の人がいる…と嬉しくなった。
間違いではなかったんだ、と。




そういうのを、学校で教えて欲しかった。
けどきっと先生がそのような思考の持ち主だったら先生にはなってないはずだ。




今はたくさん発信する場所があるし個に対してフォーカス当てやすい時代だけど



もっと選択肢があるし
もっと自分の価値をお金に出来るし
そこにいる多数のYESは小さなcommuneかもしれないし



そういうことを、これから選択していく人達に
こんな生き方もあるんだよって、
様々な社長が集まり、社長って誰でもなれるし偉くないし、変だし、超ダメな部分をも魅せる
正しいだけではない
皆と一緒でなくていい(思いやりは必要)
学校では教えてくれないことを発信する番組をつくりたいとずっと思っている、夢。



そういう番組「社長のアジト」をいつかつくりたい!

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