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4月の備忘メモ。禅語と正座と足の痺れ。

ごきげんよろしゅうございます。
茶道の自主練をしながら、茶人の伝記や骨董品の勉強をしてみたり、和菓子を作ってみたりで世界を広げていますが、一番熱が入るのは、

痺れにくい足作り

です!
お点前を覚えるより、着物の着付けより先に、正座ができないと話になりません。
ハードル高い…。
とにかく早急に解決しないことには茶名拝受に辿りつかない。
困った。

原因があるから結果がある。
「なぜ足は痺れるのか」
を調べた結果、動脈が圧迫されることで足に酸素が不足し、末梢神経の防衛反応として痺れを起こすのだとわかりました!
と、いうことは、足の血流を悪化させなければいいはずで、要はふくらはぎに荷重がかからなければ、しびれは回避できるのでは?
そういうわけで、正座する時は少し前傾して腰を浮かせておくのと、着圧ソックスで足のむくみを抑える方法で、かなり正座の耐久度があがったような気がします。

要は体重を落とせば足への負荷は軽くなるので、痩せれば話は早くてしかも健康的。
メリットしかない!
理詰めで納得したのであとは実践するだけ、せっせと運動していて体が軽くなって体調は好調なのですが、陸上部のような屈強な足になってきました…。

茶道の稽古なのに体育会系なことをやっていますが、茶室の中には熱湯がありますし、大事な茶器を扱いますのでひっくり返るわけにはいかず、正直なところお点前よりも正座の稽古が切実です。
でも、茶道は仕事で必要になってくるだろうから、粘り強くがんばります。

散々話を脱線させてからの、禅の話題に戻ります。
茶道に触れ始めて新しく見つけた趣味が、
「禅語」
イスラム教の総本山がメッカであるように、茶道の総本山は京都の禅寺の大徳寺。
ルーツを大事にするため、床の間には禅語の掛け軸を掛けてあって、それが楽しみなのです。
禅は受け取る人によって微妙に解釈が違ったり、
「お前は世界をどう解釈する?どう生きる?」
と問い続けるリバタリアン的なところが気に入っています。
禅はとても自由。そして強い。

お茶室の掛け軸は毎月1回掛けかえられるので、4月は「新緑」「山水」とか、あるいは時節柄にちなんで「清明節」がモチーフになるのでは、だったら田園詩人の陶淵明でいいのにと予想していたら、

微風吹幽松

寒山詩

寒山でした!
惜しい笑

この句は
「近聽聲愈好」
と続いて、
「微風が松濤を奏でるのを、近く聞くほどに好い」
の意味で、茶を引くために臼を回すと「びょうびょう」と鳴るのを、松風に例えるのを思い出して趣があると思いました。
松はいいですね。

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