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ロンドン日記 最終章 Day19〜24

Day19〜Day22 Wood Green近郊のAirbnb

次の宿への移動はIrisが手伝ってくれて、住宅街の間を縫うように徒歩で1時間ぐらい。前日の雨のせいかカタツムリ(デカい!)が路上にゴロゴロ居て、不注意でひとつ踏み潰してしまった。ゴメンなさい😢
予約取れたのがギリギリだったので5時頃以降のチェックインとなる為、Irisの家のお庭に招いて頂きランチまで拵えてもらった。

Iris & Paulのガーデン

宿の周りには、いかにも地元な食料品店や飲食店しかなく、地下鉄の駅もバスで数駅かかるので、少々不安になる。
キッチンやシャワーも共用と聞いていたが宿泊客は私たちだけだったので家まるまる一軒貸切状態。裏庭もあるので日光浴できる(日に当たってビタミンDを摂るのがよいとされる)。周りは住宅街でヤバそうな人も歩いてない。
近所のスーパーも一度利用してしまえば、TESCOより断然安いし野菜やフルーツやパンも新鮮で美味しかった。この環境で陰性への早期転向を目指そう!

ベルサイズアベニューのAirbnb
私たちの部屋
共用ラウンジ
共用キッチン奥には裏庭
共用ダイニング

前の宿にいる時から、ウィルスを追い出すのに良いとされるモノをとことん摂り、涙流して鼻うがいしまくっていた。
しかしこのままずっと陽性が続いてレーベル側のご好意も限界を迎えてしまったら、こっちでホームレスなるしかない…てな考えがふと頭をよぎったりして気が気でない日がしばらく続く。それに加え、各方面への連絡(夫の仕事の引き継ぎ連絡や5末と6頭のライブに間に合うかなどなど)や、バイトクビになるんじゃないか、家が泥棒や火事に遭ってたらとか、家賃の支払い期限までに帰れるのかなど、頭をグルグル駆け回りメンタルもだいぶヤバくなってきてた。

そんな私たちのメンタル面を気遣ってか、Irisは周辺のガイド情報を送ってくれて散歩などで屋外に出ることを促してくれたり、Paulは自宅の庭でバーベキューの計画を立ててくれたり(残念ながら雨で流れた)、この2人はほんとに私たちの救世主だ。

バーベキューの代わりに、Gedを交えてパブで会合した。この頃には夫の簡易検査も陽性のラインがだいぶ薄くなっていて後一歩といったところまで来ていた。
膨大な宿泊費の追加で多大な迷惑をかけている事を詫びるとGedから「自分たちが呼んでこうなったのだから当然の事。宿泊代の事は気にしないで」との温かい返答が。実際はかなりの痛手になってるだろうに…

Day23 陰性獲得 & フェアウェル会合

そんな周りの神がかった温かい仲間の想いも手伝ってか、前日に続き簡易検査で2人とも完全陰性の結果。夫の陰性転向は常識はずれの早さだと皆口を揃える。
だが所詮は簡易検査の結果。LAMP検査でも陰性が出る保証はない。が、今日行くしかない!て事であのトラウマなヒースローへ。前に来た時から、季節が春先から夏へと完全に変わってた。ので、トラウマは少々和らいだ。
また受付にあの「Don't worry!」言うた兄ぃちゃんが立っとる…
またそんなに待つこともなくすんなり検査は終わる。さて結果待ちの地獄の2時間…iPhoneの画面と睨めっこ状態。もう神頼みぐらいしかする事は残ってない。
んで、来た。2人ともメールにPDFが添付されてる。これは!はい。陰性証明無事ゲット。なにかで優勝したみたいに泣いて抱き合った。その足でJALのカウンターに帰国便のリブックを申し出、翌日の昼の便を確保。他にも私たちみたいなケースに遭ったと思しきカップルや老夫婦も居た。
ソッコーGedとPaulとIrisにメッセージ。夜フェアウェル会合を開いてくれるそうだ。
ヒースローから帰り荷造りをしているとPaulとIrisがサプライズ訪問。バスで数駅のWood Greenまでまたも徒歩で。しかし今回は足どりも軽い!
まあまあ高そうな超オシャレな日本料理店「大分」のセミオープンテラス席を予約してくれてた。ほどなくGedもやって来た。夫はこの日食べたカツカレー(イギリスの日本料理店で流行ってるらしい)は生涯忘れないと言ってる。(牛丼もカツカレーも1700円ぐらいしてた)

写真右奥からIris,Paul,Ged

バス停に着くともうバスが停まってて、別れのハグも早々にバタバタと乗り込みあっけない別れだったのが少し心残り。

Day24 グッバイロンドン

今朝は清々しい気持ちで地下鉄で1時間半かけてヒースローへ。滞りなく出国も済ませ一路日本へ。キエフはだいぶ南よりの航路に迂回して通ったようだ。

予測航路がキエフ近づくに連れて南下

機内では全く寝れず。中国の手前までは空は大変澄み渡って星がとても大きく見えたり砂漠上空に浮かぶ月が大変神秘的だった(夫談)

機窓からの月と星

中国へ近づくにつれて地上が真っ白な幕で囲まれたような空になっていき、それは日本上空まで途切れる事はなかった。空気汚染ヤバ過ぎる。
朝食の機内食に小さなざる蕎麦がついてたのだが、今まで食べたどんな蕎麦よりも美味しく感じた笑

羽田に着くと入国後有無を言わさず検疫所に直行となる。なにかのダンジョンか?てな感じで延々歩いて各セクションを次々と進んで行く。最後の面で唾液を取る(めっさ沢山)。歩きながらツバ溜めといたらよかった…。結果待合室でボードに自分の整理番号が出たら結果を貰いにいく。待つ事数十分。ハラハラで待ってたが陰性。ここで陽性出るとまたヤヤコシイ事になってたので胸を撫で下ろす。
検査やなんやの事を考えて羽田着から4時間後の伊丹行きを取ったのだが、思いの外スムーズに進んで2時間以上の待ち時間を潰して伊丹行きに搭乗。伊丹からバスで帰る間はもう家の事が気になって気になって…まあ家に着いてみると何も変わってませんでした。よかったー観葉植物も枯れてなかった。

てことで、3週間と3日に渡るロンドン滞在は今から思えばあっという間だった。その時は永遠のようにも感じたんですが…

以上にて完結です。最後まで読んで頂きありがとうございました。よろしければ↓より投げ銭お願いします。

凱旋ライブを2週続けて戦国大統領で演らせて頂きます。是非おかえり言いに来てください!
5月29日(日)EVIL DANCE NIGHT 零!
6月4日(土)Black Manba #2

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