【石垣島・白保】古き良き沖縄が残るサンゴの村
石垣島にある「白保(しらほ)」という集落をご存知だろうか?
石垣島の東側で、南ぬ島石垣空港(以下、石垣空港)の近くに位置する。「古き良き沖縄」の風景が残る白保集落で、昔ながらの沖縄時間を感じてみよう。
こんな人にオススメ
・車を使う予定がない
・静かにのんびりが良い
・海があれば満足
白保ってどんなところ?
石垣空港のすぐ近くで車・バスなら7分。市街地へ向かうバスもあり、旅の途中で気軽に寄り道ができる。集落内は15〜20分で散策できる。
歴史ある集落
集落内では白保村ゆらてぃく憲章推進委員会が取りまとめた、「白保公民館指定文化財」を見ることができ、当時の暮らしが垣間見えてくる。
白保集落の特徴は赤瓦屋根の民家や、それを取り囲むように積み上げられたサンゴの石垣と防風林のフクギ並木だ。大きな観光施設はないが、集落を散歩したり、海をながめてゆったり過ごしながら、のんびりした沖縄時間を過ごしてみよう。
住民に守られてきた「魚湧く海」
白保集落の東は海に面しており、古くから海人(漁師さん)の町である。世界的に貴重な「アオサンゴの群集」があり、海外の研究者も訪れる。魚が湧くほど恵まれた海だったことから、地元では「魚湧く海」として今も大切に守られている。
かつては空港移設の埋め立て計画があった。地元の人たちの訴えかけで撤回され、白保の海は今に受け継がれている。
白保海岸にはサンゴの保護区域があり、一部遊泳するためには地元ガイドのシュノーケルツアーへ参加が必要。白保の歴史やサンゴのことをわかりやすく教えてくれる。
近年は観光開発とともに昔からの沖縄らしい風景が減りつつある今こそ、白保集落に残された「古き良き沖縄」を堪能する旅に出てみよう。