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episode3_なんでもない一言

今日も特に考えもなしに(脳死)状態で、口からふと出た言葉があった。
「眠い」と、、、

この言葉を発した場面と言えば、朝会社について喫煙所に入ってたばこを吸っている時、
同僚が喫煙所に入り「おはようございます、眠いっすね」とこんな感じに
果たしてあの時本当に眠かったのだろうか。

普段、仕事をしている時やプライベートで友達と遊んでいる時になんでもない一言を発することはないだろうか。
「疲れた」、「眠い」、「暑い」、「寒い」みたいな一言を。
実際にそう感じていたり、そう思っていたりするのかもしれない。
別に口に出して言うまでのことでもないし、言いたいとも思うこともない。
でも、自然とそんな感じの一言を発している。
実際に皆さんがそうであるかはわからないが、最近自分がなにも考えずに話していることに気になった。(たぶん最近)

友達でも家族でも同僚でも誰でもいいが、一日の初めに会った時に発することが多いのではないか。ただ、その時は実際に感じていたり思っていたりしている。
でも、一日長く一緒に過ごしたりしている中で、「ねむっ」と発している時は、
特に考えて発しているとはいいがたいのではないか。

「疲れた」、「眠い」、「暑い」、「寒い」と発するのが悪いというわけではない。
なぜならこの言葉たちは魔法の言葉であるから。
例えば、初めて会う人と会話が続かないときに「寒いね」というとその日が寒くても寒くなくても答えてくれる。寒かったら共感までしてくれる。
初めて会った人なのに自分に共感してくれる。そんなことは共通の趣味や話題でしか生まれない。なのにもかかわらず、たった一言で。
また、場を持たしてくれる。沈黙が苦手な人は「暑い」というだけで、一瞬沈黙が楽になる気がする。
今日も同僚が「疲れた」と言っていたが、正直どうでもいい。

なぜだか知らないが一日に何回も発している。でも、これらの一言が引っかかった。
いつも脳死で発していたからだが、こればっかりだとやっぱり面白くない。
別に言葉に出さなくてもわかっていることで、相手からしたらどうでもいいことなのかもしれない。適切な場面、適切なタイミングで発することでこれらの一言が輝くのではないか。
そんなことを思った最近です。
さあ、明日からは脳死でもっと面白いことを言えるように決めよう。

あー最近風強いし寒いですよね。

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