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奇想、アムネジア感想殴り書き(ネタバレなし)

先ほど第1回新作マーダーミステリー大賞受賞作「奇想、アムネジア」をプレイしてきたので感想を書く。私はいつも感想を自身のノートに書くのだが、おそらく本作は時間がたつと客観視できて感想が変わるため、鉄は熱いうちに打ての要領でほとばしる感想を書いた。推敲されていない駄文だがネット上に置いておく。とはいうものの、マダミスの感想を検索結果でじかに出てくるような場で出すのはあまり推奨されない行為なので、ネタバレは避ける。

早速総評だが、まともに話すと1時間くらいは語れる。以上である。

中身を語れないため、このような言い方になってしまうのは恐縮だが、私の場合、つまらない作品をプレイした際には「この作品は〇〇という理由でここがダメ」とだけ書いて終わりなので察してもらいたい。

既にプレイされている方向けの感想も述べておこう。新作マーダーミステリー大賞の個別講評のページで審査員たちが述べている内容があるわけだが、この内容は私も気づかなかった点について語っていて俯瞰的に作品を見ているなという感じだった。一部納得できない部分もあるが、おおむね同意である。未通過の方は閲覧禁止である。
https://contest.murdermystery.jp/

美学のある作品は好きだ。美学の無い作品でも面白いものはあるが、美学が面白さと噛み合った時に唯一無二の傑作が生まれる。本作には間違いなく美学がある。作家性と言い換えてもいい。チェンソーマンだって、ハンターハンターだって、ショーシャンクの空にだって、スターウォーズⅠだって美学がある。あってもつまらない作品だって山のようにあるけどね。

作中で勘弁してくれんかという要素もあった。私としてはその要素は不要だろうと思ったが、作者目線では「こっちの方がいい」という美学が勝ったのであれば仕方がない。面白さに貢献しているとは思わないんだが、そこは議論の余地があるし、作者の方が作品を理解している以上、単なる消費者サイドの小さな意見とも思う。

失礼を承知で言えば、この作者はたぶん私と同じコンテンツオタクだ。コンテンツなんてこの世に存在しなくてもいいわけだが、無いと不幸のどん底に落とされる人間だろう。うわー、話してみてー。

作品の構造とかトリックとかPLの動きの上手さに感想戦で言及する私が、そうした事項だけを感想戦でずっと話していたいと思う私が、1時間も話せるシナリオなんてそうはない。作者であるアーキテクト氏の次回作を楽しみに待つ。


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