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2023超ウルトラマラニック〜ほづみマラニックその1

ちょっとタイトルが昨年とは変わっていますが・・・(笑)
今年も愛媛・高知にまたがる山々を走ってきました。
コースは昨年と変更ありませんが、スタート時間含め変わったところもあるのであたらめてご紹介・・・。

・7月15日(土)20時、22時、23時スタート(人によって異なる)
・コース:伊予西条→寒風山トンネル→UFOライン(瓶が森林道)→土小屋→  石鎚山スカイライン→おもごふるさとの駅→道の駅みかわ→四国カルスト→道の駅日吉夢産地→道の駅森の三角ぼうし→宇和島市穂積橋(ゴール)の約200km
・制限時間:7月17日(月)10時(38時間、36時間、35時間)
・30kmcafe baseと56km土小屋前にエイド(あとは移動エイドで対応)
・コンビニはコース最初に1ヶ所、最後に2ヶ所のみ
・累積5162m(COROSによる実測)

今回1番大きく変わったのがスタート時間。
一斉スタートはなくなり、実績によって主催者にスタート時間を決められます。
とはいえほとんどのランナーは20時。昨年トップ2以外は全員四国カルストが真っ暗になり、そこを明るいうちに通過できるようにこの時間設定になりました。
なので、序盤のUFOラインは逆に真っ暗で絶景が見えないことに・・・
まあ両方というのは難しいですねえ・・・

私は23時に指定されたものの、主催者にお願いして1時間早めてもらいました。
去年より1時間早いだけでは四国カルストに明るいうちに到着できるか微妙だったので・・・なにしろ雨で寒かった昨年とは違って今年は予報でも猛暑!
どう考えても昨年より時間がかかりそう。

いきなりの単独走

そんなわけで22時スタート!と言いたいところですが、駅のトイレに行っている間に出遅れてしまい2分遅れ(笑)もう1人のランナーはすごく速くてのっけから単独走です・・・先が思いやられる。
昨年はコースを知っているランナーについて行けばよかっただけなのに、今年はこの暗い中1人で行かなければ。
と、5kmほどの商店の前に主催者のKさんがいてくれていきなり給水(笑)
そう、今年はまだ暑い。というか湿度がすごく高い。
もう少しで出てくる最後の自販機すぎるともう当分ないので不安・・・。

スタートして10kmほどでもう登り出す。これから延々上りが続き勾配もキツくなってくる。
5000m以上ある寒風山トンネルはなぜか雨が吹き込んだかのようにびしょびしょ。そういえばポツポツ雨は感じられたけど・・・でもこの濡れ具合上から水でも漏れてない限りありえない感じ。

びしょ濡れの寒風山トンネル

長いくねくね道。やっと灯りが見えたと思ったらcafe base前の休憩所。
ここで暖かいお茶漬けをいただく。暑かったのでどうしようかと思ったけど・・・夜間は温かいものをいただいた方が胃腸には優しいし。
これが正解ですっかりお腹も落ち着いて他にトマトやお漬物もいただいて塩分補給。さてここからがUFOラインの始まり。

視界ほぼゼロ!


昨年はここで大雨、雷、暴風と散々な目に遭ったけど今年は・・・・
なんとガス・・・そして全身にまとわりつくような湿気・・・
前が全然見えない・・・でもここくねくね片側が崖の26km。
注意してライトを当てながらゆっくり進むしかない。
トンネルに入ると多少マシかなくらいで、目が悪くなったかのように見えない。
しかもこの湿度で汗が蒸発せず熱が中にこもったまま。こういうのが1番苦手なんですよね・・・晴れて暑い方がずっとマシだ。
上りは呼吸も上がって苦しくて仕方なく、ミストサウナの中を上っているような。
やっと下りが来ても前がよく見えなくてスピードが出せない。おまけに水溜りに足を突っ込む。くー。

心の支えは地面に描かれた数字だけ。このUFOライン、1kmごとに数字が書かれているのでどれだけ進んだかがわかります。今回は全然進まなくてがっかりだったけど、他に目安になるものもなく(見えないしそもそも)1つずつ数字が減るのを励みに走るしかない。
だんだん夜明けが近づいてきてうっすら明るくなってきてもまだガスは晴れず・・・でも真っ先に鳥は鳴き始めるんだなあ・・それで朝が来たのがわかります。

20時スタートの数名の人に追いつき追い越し、やっと「21」のところに「山荘しらさ」が。ここまで来るとあともう少し!と思えます。でもまたここから上るんですけど。
UFOラインのゲートが見えてきたら数字も「26」に。ここが終点、土小屋の前に到着!朝6時少し前でした。

ここがUFOラインの終点!

土小屋でピザを満喫


なんとここでKさんがポルトガル製のピザ窯で本格的ピザを焼いてくれました!!
焼き上がる前におにぎりもパクパク。あー、やっぱりお腹空いてたんだなあ。
ここで美味しいジュースいただいたりしっかり休憩。
次の道の駅は営業時間外なので、ここで食べておかないと。
ちなみに石鎚山登山口にあるこの土小屋も開店前でした。
でもここにあるトイレは新しくてとても綺麗。これから石鎚山に登ろうとする登山者からも応援を受けます。

こうして1枚ずつ焼いてくれます

さてここから石鎚山スカイラインを下っていきます。
長いんだな、これが・・・

続く

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