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穂積陳重ウルトラ行脚200km②

長い長い下り

土小屋からの石鎚スカイラインは延々続く下りだ。
上りより下りが好きな私にとっては、やっと下りかあとほっとするような感じだったんだけど、それが間違いだったことは後になってわかった(笑)
とにかく長い!!
次のCP「おもごふるさとの駅」まで22kmある。余談だが地面に道の駅への距離表記が親切にも書かれている四国各県。それと聞いている距離が微妙に違う・・
地面には少し進んでから23kmとあるので、実際この下りは何キロあったのだろう。もちろん何もない(笑)目印も自販機もとにかく「何もない」

そのうち関門ゲートというものが出てくる。そう、このスカイラインは通行時間が決められていて夜間通行止めなのだ。ちなみにこのすぐ脇に公衆トイレがある。使わなかったけど。やっと久しぶりに普通の道に出る。西条久万線だ。人がいる雰囲気や空気。シャバに戻ってきたというのが正しいかも(笑)
左手に出来立てピザのお店が出てきた。こんなところにピザ食べにくる人がいるんだー。あとで見たらなかなか評判のいいお店だったよう。余裕があったら寄りたいけどねえ。
と、「おもごふるさとの駅」に到着。遠かった・・・ここの写真を撮って通過報告をするのがルール。チェックする人や計測器なんてないです(笑)

目指せ、久しぶりの食べ物!

一つのCPが済むと次の場所と距離を確認する。スマホに地図データも入れているけれど、そればかり使っていると電池がなくなるので普段は自分で作ってきたアナログなメモを見る。すぐ出せるし電波が届かなくてもさっきみたいな土砂降りでも(ビニールで密閉してある)読める。デジタルは緊急時用にサブで使うことにしている。
次のCP「道の駅みかわ」(98km)にはYショップがあって久しぶりに食べ物が買える(笑)ただし18時までの営業。まあこちらは遅い昼ごはんの予定なので時間的には全く問題なし。

下りがなくなり平らに近づいてくるとそれはそれで疲れる・・・相変わらず目印はない。通過するトンネルの数とたまーに出てくる交差点だけだ。
ふと見るとエイドカーが止まっている。が、なかなかランナーが来ないからかサポートの人は座ったまま熟睡している様子。かわいそうなのでそのまま通過することにした。もうすぐ道の駅だし、大丈夫大丈夫。

これだけ山ばかりだと産業はもちろん林業が主体らしく材木をたくさん載せた大型車が走っていく。そしてそれを加工するチップ工場があった。なるほどこういう加工をしているのかー。ゆっくり人が走る速度だから気づくものや見えるものがある。こういうその土地を感じられる光景が好き。行楽地、観光地では感じられない空気が走っていると感じられるのだ。
御三戸(みとど)交差点を右折してしばらく行くと「道の駅みかわ」
ここでサンドイッチに大福に牛乳に、あと持って走るパンも買った。イートインできるところもあって、冷房も効いていたのでそこでしばし休憩。
と、休憩している間に諸事情で1時間遅れスタートのレジェンドランナーTさんがここを通過したと投稿アップ!
実はすでに土小屋で追いつかれていたので抜かれるのは時間の問題だと思ったけど、もう抜かれてしまいました・・・(笑)

Yショップのおばさまに応援されました
ありがとうございます!

ループ橋、そして四国カルストへ

しっかり腹ごしらえして走り出すともっと前にいると思っていたレジェンドが意外とすぐ近くにいて、結局一緒に走ることに。この3人で最後まで行くことになりました。レジェンドランナーは去年このコースを走っているので心強い!
それにしても半分以上すぎたとはいえ、疲労感がひどい。100kmくらいだと普通はこんなに疲れないのにコースのキツさか、今度は暑さか、走りと歩きを混ぜて進むように。次のCPは四国カルストの上にある「姫鶴平」(134km)当分先というか、ここへ着くには果てしない上りが待っているのだった・・・
その前にまずはループ橋。そしてまたまた続くトンネル。四国カルストへ上る分岐はボーッとしていると見落としてしまうので注意深く。
いいかげん飽きたなあ・・・と思っているところに分岐登場!良かった気がついた!
そこからいかにも雰囲気のいい旧道、細い道を経由していよいよカルストへの上りが始まる。実はこれを書きながらGoogle mapで確認しているんですけど、データで見ても長い。でも実際はここに斜度が加わって長いこと長いこと・・・
いよいよ後半のハイライトに来ました!

続く

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