初めて「天空の城ラピュタ」を見た
ジブリを見たことがない男(俺)のためのジブリ鑑賞会第2弾です。
第1弾(もののけ姫)の感想はここ
今回見たのは「天空の城ラピュタ」!!
書いていくぜ!!
ラピュタのネタバレを含みます!!!!
まだ見てない人はネタバレ気をつけてください!!!!!!
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事前に知っていたこと
・ムスカという人間がいること、と、それにまつわるネットミーム
→「3分間待ってやる」「目が!!!」
・「君をのせて」っていう曲があること
その他諸々から書く
・ところどころの表現について、1986年の作品だからかすごくルパン三世っぽいな〜って思った。特に前半の親方と海賊の殴り合いのシーンとか。ボコォ!ニコッ…うおおお!!みたいなやつね
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と思った、って話を一緒に見てた友達としたんだけど、ルパン三世も宮崎駿が監督をつとめていた時期があるらしい。へえ〜〜〜〜
・自然の描写が本当〜〜〜〜に綺麗!!!!!!もう絵画みたいだよね。この辺についてはあんまり時代を感じさせないというか、いつ見てもいいものだよなあって思った。めちゃくちゃ綺麗だった
・音楽が最高だった!!!「君をのせて」っていう曲は子供の時に合唱コンクールか音楽の授業かなんかで歌ったことがある気がする…ので、ふんわりと知ってはいたのだけど。そのメロディラインを使った音楽がちょこちょこ劇中に流れてきて、ぁぁあああそういうことしちゃうんだお!?!?!って思って。
で、最後に「君をのせて」のエンディングが流れるんでしょ!!
もう音楽の流れだけである程度感動できるよね。めっちゃ良い〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!
・見たことない時期にラピュタのストーリー予想してみたんだけどなんか結構当たってたね!?!?!?!?7割ぐらい合ってたんじゃない?
ジブリのことわかってきた?でも友達に千と千尋のストーリー予想話したら全然違ったのでまだわかってきてないみたいだが
・飯うまそ〜。目玉焼きのっけたパン食べたい。
・ドカーン!チュッボーン!ボカーン!ズドーン!って感じの快活な冒険活劇だった!!!!アクション映画???ってぐらい。すごいスッキリして見れた。もののけ姫とは違いますね(アレはアシタカに3時間ぐらいキレるハメになったので)
ストーリーについてとか
開始〜シータ奪還まで
・パズーとシータがムスカに捕まる→パズーを解放してもらうためにシータはムスカに協力することに→パズーにラピュタを諦めさせて帰ってもらう
の一連のシーン。
パズーが弱すぎる!!!うるせぇ!!行こう!!(ドン!!!)ぐらいの感じで行こうよ!!もっと頑張ろうぜ!!500円玉3枚ムスカに握らされたぐらいでおめおめと帰るなよ
とは思ったけど。シータにあんな感じの突き放された言い方をされた時、自分でも帰っちゃうかもなーって思った。実はパズーのことを心配してて、無事のために諦めさせようとしてて…って意図に気づけるかどうか。
俺達は映画を見ている、いわゆる神の視点なのですべてを知っているが。パズーはそうじゃないので。パズーの視点であのシーンに直面した時、自分ならどうしただろうか?とは思った。
あと家に帰るシーンね。もらった500円玉を握りしめて捨てようとして…!!!!!でも捨てられなくて。これなぁ。人間だよなぁ。負けちゃったんだ。でも生活のことを考えたときに金貨は捨てられなくって。
"人間の弱さ"と直面させられて、すごく悲しくなった。
・なんかそれで思い出したけどパズー⇔シータの好感度って最初からMAXだったね。
もののけ姫見た時のアシタカ⇔サンの好感度も初手からMAXだったことを考えると、ジブリ系ってそういうものだから、なぜ、なにをきっかけとしてそこまで相互に信頼できるようになったのか、とか、なぜ好感度がMAXになっているのか、とか、あんまり深く考えなくていいっぽいね。
・序盤〜パズーとシータが捕まる〜パズーだけ帰る、のここまでのシーンで。パズーって弱い人間なんだな…って思ったけど。ドーラと出会ったことで彼が成長した…というよりは決意が固まった?のかな。彼にとっては運命的な出会いになったんだなって思った。パズーが自伝書く日があったらドーラに関するセクション絶対ある。
ともかくドーラに会って気合入れられて彼は男として一人前になった。めちゃくちゃ成長した。良い出会いだったね…って思うし、パズーの成長具合を感じて後半は感動してた。強い子になったね…
あと「40秒で支度しな」ってここ出典だったんだ〜って思った。
・対して、シータは最初からずっっっっっっと強かったね。彼女が強い子でよかった…って何度も思った。
・自然の描写がガチで良いって話をしたんだけど機械に関する描写もかなりガチだよなあ。飛行機とか戦車とか対空砲とか。好きなんだろうね
・パズーがドーラ達と出会って海賊に入れてもらってシータを奪還するシーン。ここアクション映画として見た時にド派手すぎてめちゃくちゃおもしろかった。一番盛り上がるシーンってここなんじゃないか?って思うぐらい。ストーリー的には後半が大事だけど、一番アクションが派手なのって多分ここだったよね
・俺ここで映画終わると思った。シータ奪還して飛空石を無くして…ラピュタを発見する機会は失われたのか!?次回!ラピュタ2!みたいになると思った。ここまでの情報量が多すぎて2時間ぐらい経っただろって思ったけどまだ前半でびっくりしたよね。でも冷静に考えてムスカのネットミームまだ見てなかったわ。
シータ奪還〜エンディングまで
・ラピュタの乱気流に巻き込まれてうんぬんのシーン。これ"パズーだから"突破できたんだろうなって思った。父の幻影を追って。というか。
シータは生まれの事情からひたすら事件に巻き込まれていって、その中でラピュタを見てみたい!っていうところにだんだん動機が固まってくる人だけど、
パズーは最初っから父の悲願であるラピュタを発見するってところで動機がはっきりしてたもんね。父の意思を継ぐというか。(これ歌詞だよね!?!?!?父さんが残した熱い想い!?!?!?!)
一瞬お父さんが見えた時にウワーーーーーってなってしまった。
・歌詞で思い出した。パズーもシータもすでにご両親がいない状態になってるけど、回想ではパズーの父とシータの母しか出てこないよね(パズーの母とシータの父はいなかった気がする)。歌詞の父と母ってここにリンクしてくるんだ。だからパズー母とシータ父は出てこなかったのか?
父さんが残した熱い想い←実感をもって理解できる
母さんがくれたあのまなざし←ちょっとわかんなかったですね…
・ラピュタ突入。やっぱり自然が綺麗だね…
・ドーラたち救出。パズーお前本ッ当に成長して…!!!いい男になったなぁ…!!!!!
・対ムスカ戦。ムスカってマジでインターネット語録しか喋れないんですか?面白すぎてちょっと映画どころではなくなったかも。これのおかげで後半ずっと面白かった。interestingじゃなくてfunnyの方だったけど。
さすがに草すぎる。語録しか喋れない男って本当だったんだ。
3分待ったシーン。会話の機会を与えた?粋なところもあるじゃん。って思ったけどリボルバー装填してたし残弾の関係か。みみっちいなこいつ
目が〜!のシーン。え?サングラスかけてるよね?って思ったし光ごときで苦しみすぎでは?って思ったけどそれどころじゃないぐらい強い光だったのかも。
これのせいで「強い光 失明」で調べた。太陽とか見ると失明することもあるらしいがまああの時の光は太陽よりも強いでしょうね。そりゃああなるか。あとあれサングラスじゃなくてカラーレンズの眼鏡かもしれないしね。だとしたら結構おしゃれさんだけど。
・バルス発動後。ラピュタの兵器の部分が抜け落ちて自然だけが残った。もののけ姫のラストの時も思ったけど、共通して「兵器・機械の拒絶と自然の尊重」みたいなのがテーマ性としてあるのかもって思った。
友達いわく宮崎駿監督はそう見られるのが嫌だったらしく後半の作品でどんどんご飯まずそうに書いたりするようになっていくらしいけどね。そうなんだ。
・ラピュタ脱出。ドーラ達はちゃっかり財宝持ち帰ってて粋だね〜って思った。ってかドーラ達って普通に賊だもんね。善悪で言ったら普通に悪なんだが。映画に書かれていない範疇で略奪とかめっちゃやってそうだし。っていうかドーラ達が賊になった経緯よくわかんなかったな。なんで悪に手を染めることになったんだろうか。
でもドーラがパズーやシータを心配してるシーンとかはグッとくるところはあった。悪人の目にも涙。悪人も人だし感情あるよね。やってることは悪でも人間としては善性の部分もある。人間って一面的な生き物じゃない。
というかジブリでそういう善悪もあんまり気にするべきじゃないのかもしれない。言うなればルパン三世だって怪盗だからクッソ悪なわけで。
作品のストーリー性やエンタメ性と、登場人物の善悪…というか犯罪かそうでないか、っていうのは多分切り分けて見る、というかあんまり考えないほうがよさそう。
おわりに
めっちゃ面白かったー!!!!!!!!!!!!!!スッキリ!!!!!!!!
ラピュタ最高!!!!!!!!!!!!!!
次は何のジブリ見ようかなって感じ。
でもこの間職場でジブリ見たって話(もののけ姫の感想)したら情緒が鋭敏すぎるとか人間として筋が通ってるか気にしすぎとか色々言われた。なんか見ないほうがいい作品いっぱいあるらしい。見たら発狂するで多分。って言われてる。ポニョとか火垂るの墓とか千と千尋とか多分ヤバいらしい。
まあ後のことは後で考えよう!ラピュタはめちゃくちゃ面白かった!
おしまい
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