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10円のマザボ動かしてみた

近所のリサイクルショップでマザボを買ってしまった。税込10円。

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もちろん新品じゃなくてどこかの誰かさんが使った後のジャンク品。まずはこのマザボが何者なのか調べてみよう。型番の書いてある箱付きなのでググれば一発でわかります。やったね。

驚異の99%引き「ASUS P5KLP-CM」

とりあえず分かった情報はこうだった。
ASUSTek製 P5KLP-CM
2008年に発表された記事によると、価格は新品で12000円前後。
チップセットはG31+ICH7、CPUソケットはLGA775、MicroATXでメモリは4GBまで対応らしい。11年前のマザボにしてはそれなりに使える部類なんじゃないだろうか。LGA775ならCPUは選び放題だし、対応してるメモリもDDR2だけどハードオフで山ほど売ってるし。マイクラのサーバーとかならいけるかもということで実際に組んでみることに。

おそるおそる現状確認

12000円が10円になってしまうということはそれなりの理由があるはず…例えばコンデンサが吹き飛んで脚しかないとかチップ抵抗が炭になってるとか…。それなりに覚悟をしつつ観察していった結果、ジャンクの理由を突き止めることができた。

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CPUソケットのピンいっぱい曲がってますやん…

ここはCPU載せる場所、ここから生えてる775本のピンがCPUとの接点になるわけなんだけど当然曲がってたら通電しません。左下あたりグニャってるのが見えるだろうか。ほかにも光の反射具合に違和感がある場所も曲がってます。自作PC初心者がやりがちな失敗らしいけど本当に曲げちゃう人っていたんだね…。ちなみにインテルのCPUだとこんな感じでマザボからピンが生えてるけど、RyzenとかのAMDのものだとCPUからピンが生えてるんだって。
( ゚∀゚)o彡゜AMD!AMD!

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曲がったピンはピンセットで無理やりコネコネして元の形に戻しました。ほかに故障している原因も見当たらなかったので組みます。CPUはどこのご家庭にも必ずある、使い古しのCeleron Dを使用していきましょう。

さてCPUも載せたことだしほかの部品も集めて一台のPCにしてしまおう。
人柱になるのはこちら

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バイト先の事務所から回収してきたNEC Mate
「捨てるのにもお金がかかるから持って帰ってもらえると助かる」とのことでちゃんと了承を得て持って帰ってきました。DVD再生専用だったので個人情報流出の心配もなし。部品も一式そろってたのでマザボだけ交換して組み込んでいきましょう

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組んでいる途中の様子。CPUファンがめっちゃうるさいのでそのうちに交換しよう。HDDもその辺に転がってたジャンクのを使いまわし。
一応形にはなったので起動してみることに…さぁ動くかなぁ……


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起動した…

なんか表示やたら多い気がするけど、BIOSいじったりしてとりあえず強引にデスクトップ画面までもっていきたい……

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10円マザボ、動いた

そこには見慣れたWindows7の壁紙が。
あと時計の初期表示が2002年なのが草。せっかくだしいろいろ遊んでみましょう。

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手元にあった東方の原作をインストールしてみました。
風神録、神霊廟、秘封ナイトメアダイアリーの3つ。
結果としては、風神録はバッチリ60fpsで動きました。神霊廟はタイトル画面から操作できず。秘封は起動せずといったところ。
「風神録ができる程度の能力」を持っていることがわかりましたね。10円マザボすごい。

まとめ

まとめとしては、10円マザボは一応修理すれば、起動することができて、風神録が遊べる程度の能力を持っていたのが確認できましたね。あとHDDにWindows7のOEM版が入っていたのがちょっとびっくり。ただ、OSの認証はマザボを交換するとダメだったので継続的に使えるかというと「う~~~ん」って感じですね。いっそのことLinux 機として運用すればいいかも。あと、ファンだったりメモリだったりは機会があればいろいろ交換していこうかなって感じですね。おわり。

(今回は10円マザボでしたが、在庫のジャンク品は山ほどあるので、今後も面白いものがあったらnoteに投稿していきます)


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