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メインヒロインとヒロイン論争

①と③は前ジャンルと現ジャンルの客観性を欠いた文章ですがご容赦ください。

もはや過ぎた話ですが、前ジャンルの話を少し綴ろうと思います。
ダブルヒロインものとか複数ヒロインものって必ず荒れますよね、ヒロイン論争で。
私は基本どの作品でもメインヒロインを贔屓することが多く、前ジャンルでも広義の箱推しでありながらメインヒロイン最推しでした。
サブヒロインというポジションのキャラはいませんでしたが、最終的に主人公と結婚した女子キャラがファンの間でサブヒロイン的に扱われていたと思います。
そのキャラ(以下サブヒロイン)と主人公とのCPはファンがとにかく多かったように思いますが、アニメがそれに乗っかるパターンも多かった印象です。
アニメオリジナルのミニコーナーでメインヒロインに「いつから○○がヒロインになったの!? ヒロインは私なのに!」とヒスらせたこともあって、これはメインヒロインファンから批判続出でした。
そんなことを言う子ではなかったので……

こうしたこともあって、主人公が絡む三角関係要素のある作品はただでさえ荒れやすいところにヒロイン論争が常に白熱していました。
最終的に主人公とサブヒロインが結婚したわけですが、原作で『主人公の嫁の座に落ち着きヒロインの座もぶんどった』という旨の解説がされていて「何じゃそりゃ」でした。
原作完結前後に映画の設定画流出騒動とか強引な初期設定捻じ曲げとか原作者の痛々しいインタビューの数々等、散々な有様だったのでその辺(主人公嫁CP)は完全に冷めた目で見ていましたが。
この先生は主人公の付属品をヒロインだと思ってるんだなと思ったら『先生も僕たちも数年前からヒロイン不在だと思ってる』というアシスタントさんの発言も納得がいきました。

某シネマレビューで酷評された悪名高きマフラー映画。
最後の劇場版なのに主人公トリオの共闘もなく、最終章の医療面で大きく貢献したメインより「主人公くん」しか言わなくなったサブを愛され攫われヒロインにする意味不明さ。
アニメでは何故かしれっとヒーラーやってたり、アニメのDVDBOXのパケ絵(イラストはアニメスタッフ)でめでたく()メインヒロインになったサブがベビーピンクのふわふわ部屋着着て女子キャラのセンターにいたのには笑っちゃいました。
ピンクがあまりにも似合ってないのは気の毒だったけど、サブ厨として知られるアニメスタッフはヒーラー、ピンクといったメインの属性がよほど喉から手が出るほど欲しかったんだろうなという。
主人公の彼女とか妻とかになったらヒロインなのか?
本気で言ってんですか?
DBのヒロインはブルマで、銀魂のヒロインは神楽で、鬼滅のヒロインは禰豆子ですよね?
NLは原作で成就するしないが決まってしまうことが多いので、それとは別にヒロインが大事にされている作品を見ると嬉しくなるのです。

古い作品と最近の作品の話です。
数年前に「劇場版シティハンター新宿プライベート・アイズ」を見に行った時に思ったのですが、当時も香派と冴子派で対立してたのでしょうか。
私は子供心に多分CP的には獠香が好きだけど冴子さんも大好きだったなー、と懐かしく思い出してました。
(さらに麗香さんも大好きでした)
当時ネットが普及してなくて本当によかったです。
思い出はきれいなままでとっておきたいので。
「きまぐれオレンジロード」もアニメを毎週見てたけど、ラブコメはヒロイン論争ありきなところがあるのでしかたないかもしれませんね。
子供心にメインがまどかさん、サブがひかるさんだと思ってたけど、Wヒロインだったんでしょうか?
双子の妹たちもサブヒロインと言えるけど実妹は主人公の恋愛に絡まないからある意味安泰ですね(実妹が勝つパターンも好きです)

「美少女②」の記事でも語りましたが、かのかりとかカノかのみたいなメインヒロイン公認で他の女の子たちとイチャイチャできる設定が好みだし女の子たちもかわいいし声も豪華なのにストーリーの方が……
好みじゃないってことが多くて。
開き直ってエロに全振りしてたらもっと楽しめたかもしれませんが、そうはならないスレスレな感じを楽しむものですもんね、ラブコメって。
最近はご主人様(主人公)の魅力を私が独り占めするなんてもったいないから私たちみんなでご主人様を共有しまーすとかいう設定もよく見ます。
『メイン公認で他の女の子たちとイチャつける設定』好きなのと矛盾するようですが、女の子たちが好んで自らハーレム構成員になるようなのは逆に興醒めです。
好きな人に幸せになってほしい、でも本当は自分を見てほしい独り占めしたいっていうヤキモチとヤキモキ感のある昔ながらのラブコメが好きです。
女の子のヤキモチが大好きなもので。
ラムちゃんがそれですね。
ラムちゃんこそ元はサブヒロインだったんでしょうか?
連載前の読み切りではそんな感じだったらしいし初期はしのぶがあたるの彼女だったのは覚えてるのですが。
サブが主人公と恋愛関係になってメインヒロインになる展開は大嫌いだけど、ラムちゃんとあたるとしのぶの関係はそうじゃないから推せる。
うる星やつら再アニメ化本当に嬉しいし楽しみです。


現ジャンルの話です。
現ジャンルはもちろんフミちゃんが不動のメインヒロインとして大事にされているので神公式です。
(シリーズによってナツメだったりフブキちゃんだったりはしますが)
ただ一度だけフミちゃんがヒロイン降板(?)したことがあって、それがスシテンプラです。
アニメでちょうどイナウサが登場した辺り。
これからはフミちゃんからイナホをヒロインに切り替えていくのかー、とかなり淋しくなったのも覚えています。
もちろんそんなことはありませんでしたが。
イナホはあくまでアニメとゲームでのもう一人の主人公、アニメのヒロインは変わらずフミちゃんでやって行くんだなと分かったので。
ゲーム1と2はフミちゃんでプレイしていたので、それで心が折れてしまったという方もいたみたいですが。

むしろアニメイナウサ登場前は人気女子妖怪であるふぶき姫がサブヒロイン的な立場だったと記憶してます。
そこでも『いつからふぶき姫がヒロインになったの!? ヒロインは私なのに!』とフミちゃんに言わせない、神すぎる公式だなと思ってました(前ジャンルのアニメで実際にメインヒロインがこんな発言をしてて物議をかもしたことがあったのです)
LEVEL5のキャラクターデザイナー長野さんの談によると「ヒロインといえばブルマ、ブルマといえばポニーテール。ヒロインはポニーテールでなくては!」という経緯でフミちゃんはポニテになったらしいのですが。
それを知った時は『まさかケータくんとフミちゃんが結ばれない暗喩なのでは』と勘繰ったこともありますが、杞憂でした。
そしてシャドサではケータくんとフミちゃんが結婚していることが分かり、4ではフミちゃんがウォッチャーとして復帰するという最高としか言いようがない展開。
ただそのシャドサであれほど嫌っていた所謂サブ厨に自分自身がなるとは思いませんでしたが。
ナツメはメインヒロインというか主人公なんだけど、ヒロインの役割も持っていると思うのでメインヒロインと解釈してます。
アヤメファンがナツメを叩くようなことも、ナツメファンとアヤメファンが叩き合うこともなかったので特殊な例かもしれません。
一部のナツメファンはハルヤの姫扱いがアヤメちゃんからナツメに移った時に『メシウマwww』と狂喜乱舞してたので、よっぽどアヤメちゃんの立ち位置が羨ましかったんだろうなと思ったことはありますが。
サブヒロイン信者ってメインヒロイン叩きに余念がないようなクソうざい奴ばっかりなのを思うとアヤメファンは寧ろ民度が高すぎる。
まったく、人生どうなるか分からないもんです。

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