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「最近、空を見上げていない」 本が好きな人にお勧めしたい作品群。 「美しい丘」は胸が詰まりました……北海道の自然の美しさと若さと切なさに溢れていたので。 ラストがまたね……雪華さんの夢ってなんだろ? と思ってたところに。 あの後浩志青年と幸恵さん再会できてたらいいな。 はらだみずき先生の作品は「ありふれた生活を送るどこにでもいる普通の人」を描かれていることが多いと思うのですが、主人公の営業マン作本さんもその一人でした。 個人的にナカムラくんに親しみを覚えたのですが…… 熱血じ
「夏の庭」 三人の少年が初めて直面する、身近な人の死。 まったく、男子小学生ってロクな生き物じゃないね。 それがひと夏で見違えるほど成長した。 洗濯ものを干すのが上手だったり魚をさばくことができたり、友人たちの知らなかった一面を発見したりしながら。 それまで話したこともなかったおじいさんと親交を深めながら。 初めて死を死と実感した相手が親戚とかでなく近所のおじいさんというのが、すごく現代的だなあ…… 木山くんの家庭環境もそうですが。 おじいさんが花火を見せてくれるくエピソード
ブックカバーと栞を自作しました📖🔖 読書しながら磯辺焼食べてたら本にしょうゆこぼしたことあるからブックカバーは絶対つけるようにしてます。 なんてお行儀の悪い。 元々印刷するように描いてなかったので解像度の問題は仕方ないとして、インクが少ないのか微妙な出来ですが自分用なのでまあヨシ。 元絵はこちらです↓ 蔵書印のデザインもつくってみました。 実際に消しゴムはんこで彫ったらかわいいだろうなーと妄想中です。 これは少し前ですが、鎌倉のお菓子半月(さくら茶)の包装紙がかわいす
2020年に読んだ本の中で一番好きです。 就職してすぐにリタイアして東京から南房総の田舎町に移り住んだ青年が土地の人たちと打ち解けながら生き方を見つめ直していく成長物語。 と言ってしまうとなんか地味な感じに見えるけど、おもしろくてぐいぐい引き込まれてしまった。 企業に与して労働を賃金に変えるだけだけが「働くこと」ではないのだなと気づかされました。 普段はあまり考えないけど、「やったことないことはできない」じゃなくて「調べてやれるようになる」ことが楽しいし重要なのだという。 サ
「瞑想」の記事でストレス解消についてふれましたが、最近(2021年6月現在)は専ら本とビーチコーミングです。 といってもまだ後者は難しいので、家で読書に没頭するのが至福の時間です。 お勧めの本をレビューしてくれるBookTuberというものを最近知りました。 TBR(To Be Read)はこれから読む本、Book Haulは購入本の紹介、とかの用語も知ることができました。 中でも印象深いのが「Bookish Hangover」という用語で、「本の二日酔い」という意味らしい
読後感が苦々しい。そして怖い。 東大生強制わいせつ事件をモデルにした小説。 加害者は東大生と東大大学院生5人の男子学生。 逮捕者が出て事件が報じられると「東大生と親密になりたい勘違い女が優秀な東大生の将来を台無しにした」と被害者側の女子大生がネットバッシングに遭うという…… で、さらにその後バッシングした側が批判されたという。 私はこの事件をあまり知らなくてネットニュースで少し読んだ程度だったけど、実際その一連の現象が起きたであろうことは容易に想像できる。 ネットユーザーであ