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「絶対大丈夫だから、借金の保証人になってほしい」

こんにちは。養生ラボモクレンです。
今日の本はこちら!

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「薬が病気をつくる」 宇多川久美子

著者の宇多川久美子さんは「薬を使わない薬剤師」です。
病気で苦しんでいる人を助けたい思いで、薬剤師になったものの、薬をいくら処方しても治らない患者さんを日々目の当たりにし、薬や医療に疑問を持ちました。
現在は薬の危険性や薬に頼らない本当の健康を追求し広めるべく、全国で啓蒙活動されているそうです。

この記事のタイトルは本文から抜粋しました。
借金の保証人になったこと、ありますか?わたしは未だ無いです。(笑)
もし友人から頼まれたら?絶対大丈夫だからって言われても・・・
金額やその人との信頼関係の程度にもよるし、肩代わりして自分が破綻したらどうしようなんて深く考え込んでしまいます。

では病院ではどうでしょうか。
お金より大事な大事な自分の体を、会って数分の他人(医者)に丸投げしていませんか?これが宇多川さんの問いかけです。
「大きな大学病院だから大丈夫」とか「教授レベルの先生だから大丈夫」とか容易に考えてしまいまってますよね。わたしも過去はそうでした。

診察中はどうでしょうか。提供された薬が具体的にどんなものなのか、治療はどう進むのか、薬の副作用についての説明をちゃんと受けたことがある人は少ないと思います。西洋医学の診療はほとんどが「3分」の診察ですから。ラーメンかよ〜。
わたしが勤めていた漢方薬局の相談でも、よくお客様が
「本当は先生に質問したいけれど、なんだか聞けない雰囲気」とか
「質問したら、”あなたがそう思うなら他の病院に行ってください”って言われた」などよく聞きました。

日本では医者のことを「先生」と呼びますが、これが医者も患者も勘違いさせますよね。「医療というのはサービス業であり、患者は消費者です。」
と宇多川さんは言います。
そう患者はお客さんなんです。
お客さんがなんで、自分の大事な体のことを聞けないのでしょうか。
普通に考えておかしいですね。でも現実ですよね。
会って数分の赤の他人である医者がどれだけ真剣にあなたの健康をサポートしてくれるのか、私たちは賢い消費者(患者)として、よいサービス、商品であるか選ばなければなりません。選ぶには「知識」も必要です。

借金の肩代わりを頼まれて、引き受けるかどうか、真剣に考えるなら
医療を受けるときも「この医者本当に大丈夫?この薬、本当大丈夫?」
真剣に考えてみることをおすすめします。

最後に
この本の1ページ目に書かれていたことを抜粋します。

薬の発明はこの世の最大の悲劇である。医者のしていることは、そもそも病気を引き起こしてしまったライフスタイルに対して、継続の許可を与えているようなものだ」
ジョエル・ファーマン医学博士

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