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ビジネスホテルと科捜研の女

日曜日の昼下がり、こんにちは。

前回、初めての投稿で全国に出張しまくっていた、という事をお伝えしたので、その思い出でも書こう、と思い筆を執りました。

以前いた出版社、営業はわたし一人。書店、本屋さんは全国にあるため、月に1週間もしくは2週間は地方で駆けずり回っておりました。具体的には、

○仙台周辺(唯一の一泊二日!)

○静岡県全域

○三重・岐阜の一部と、愛知県全域

○大阪・和歌山・滋賀・京都・奈良

○兵庫県全域

○四国一周と岡山県を少しなめる感じ

○福岡・佐賀・山口県

○熊本・鹿児島・宮崎・大分

ひとエリア1週間です。上記した○でひとエリア。

特に1周目はキツかった。わたしの前任が不正して退職したこともあり、残っている出張エリアの日報にはウソが多く、全国各地で恥を書いたこと多数。四国も九州もそれまで行ったことがなく、土地勘が無い地域が多いこともキツイ理由でした。

5年近くそんな生活をしていると、さすがに出張には慣れましたが、会社から数字のプレッシャーがきつく、地方に行く前日の日曜日は毎度極度のブルーに陥ってましたね。

そして、ビジネスホテルもかなり詳しくなりました。必要なアイテムも買い揃えました。

ビジネスホテルにもチェーン店は多々あり、ぼくのお気に入りは、スーパーホテル、コンフォートホテルです。逆に駄目なチェーンは、東横イン、アパホテル。

お気に入りは置いておいて、駄目なところはなぜ駄目か。東横インもアパホテルも部屋はキレイ。しかし、東横インは朝食が残飯みたいなものしか出てこない。で、アパホテルはあの女社長の顔がやたらあちこちで目について落ち着かない。そういう意味で基本避けていました。

そして、この記事のタイトルにもどって、何故『科捜研の女』がなぜでてくるのか。

出張は月曜日スタート、金曜日に帰京という形でした。月曜日からの疲労がたまり、最終日の木曜日の夜、あと一日頑張れば家に帰れる、休み、というところで、木曜日の夜、ホテルでいつもボケっと見ているテレビから流れてくるのは科捜研の女でした。

科捜研の女ってわかりやすいストーリーと、沢口靖子をはじめとした魅力あふれるキャラクター。そしてエンディングでは、いつも沢口靖子さんが演じるマリコと、内藤剛志さんが演じる土門さんが、京都のキレイな風景をバックにさわやかに終わりを迎える、というのがパターンです。

そのエンディングを見て、あと1日だ!っていっつも思ってたんですよね。そうこうしているうちに、科捜研の女が大好きになりました。今でも平日のお昼に再放送していると、欠かさず見ています。とにかくエンディングを見ては、あと1日だっていい気分になってた頃を思い出したいんだと思います。

とにかく、その最終日の夜をお気に入りのビジネスホテルで、科捜研の女を見て迎えるというのが好きでした。

ぼくの一番のお気に入りのビジネスホテルは、奈良県大和郡山市にある、スーパーホテル大和郡山店でした。2フロアしかないめずらしいビジネスホテルで、どこかロッジ?コテージ風。そして露天風呂!朝食ももちろん無料。

このホテルはいつも木曜日に泊まっていたので非常に思い出深いホテルです。

なんだか色々懐かしいですね。30代前半の苦しくもいい経験のお話でした。また大和郡山のスーパーホテルに泊まりたいなあと、思っていますよ。

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