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禅賛歌

 少しずつ、少しずつ読んできた「意識と本質」だが、急に視界が拓けることがある。

 これまでずっと、ⅡとかⅢをさまよっていたのだが、ふとした瞬間にⅦまで到達することができた。急に視界が拓ける爽快感。
 あれやこれやと文字通り古今東西の哲学用語が展開されるその中核にある、禅への思い。その軸に気づくことができた瞬間に、みるみる意味がほどけてきたのだった。

 細かいところまで精確に理解できているとは到底言えないが、一番大事な構造は見えたと思う。

 しかし一体どこまで続くのかこの文章は、と、思うと、Ⅻまであった。

 後半はスーフィズムにもいよいよ触れるみたいだが、さすがに力尽きたので、このあたりで少し休む。寝る手に悪手なし。

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