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note データアナリストマガジン

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noteのデータアナリストが、データ分析まわりで考えていることをまとめているマガジンです。
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#確率思考

確率思考をするうえで、便利なのはベイズ統計

確率で考えるといえば、ベイズ統計が思い浮かぶ人もいるかと思います。 なぜなら、私見ですが、ベイズ統計は確率的なPDCAのツールだからです。 ベイズ統計は実施前の想定していた確率を、結果からその確率を調整することで次回に生かすことができる手法です。 私はベイズ統計を専門に勉強したわけではないので、間違っているかもしれませんが、私的にはベイズ統計を上記のようにとらえています。 ベイズ統計を簡単に説明していきます。 ベイズ統計は、そもそも全体の正しい確率がわからないときに今

確率思考で見方、考え方を変えよう。

前回の続きです。前回はこちら 前回は、結果は意思決定と運の総和で決まるということでした。 今回は、確率思考が本の中で語っている意思決定の質を高めるためのポイントは、大きくまとめると3つになると自分は読みました。 ・結果に対する意識の持ち方 ・意思決定のための準備 ・結果の振り返り方法 順番に説明していきます ・結果に対する意識の持ち方初めに、結果はわからないと認めることです。 どんなに、最高のプラン、最高の準備をしたとしてもどういう結果になるかはわからないと認めるとこ

確率思考は多くの人に意味ある一冊

確率思考という本を読みました。 一言でいうと、 「不確実性のなかで意思決定をする際には、最大限の準備をしたうえで最善だと思えるものを選び、結果は結果として受け入れるべし」という本です。   もう少し付け加えると、すべての情報を把握できない状況での意思決定においては、運(ランダム性)が勝負に影響するため、必ずという結果は訪れない。 つまり、、 結果を確率分布として考えると、どんなことでも起きうるし、絶対なんてことは死んでも言えないということです。 そのなかでより良