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【まじめ読み】List14 自分が「何を成し遂げたか」がわからなくなった~『40代を後悔しない50のリスト』第2章

40代は忙しい。
自分を振り返る時間を持つようにしないと、現状認識すらできず、流されている状態になってしまう。

そうやって流されたまま40代を過ごすと、50代60代になって、
「40代で何をしてきたんだろうか」という思考になってしまう
、ということが書かれている。


このリストの章で書かれていることについて、ちょっと思い当たることがあるのでまとめてみると。

◎ 40代はそれなりのキャリアが蓄積しているので、会社の仕事は小手先で何とかなってしまうことが多い
 ➡ 自分に負荷をかけずに小手先を続けていると、それが癖になる。
  それによって成長が止まるなどの悪い効果は50代になってからでないと気づけない。

◎ 責任感を持ちすぎたり失敗を避けたくて、チャレンジより手堅くまとめた結果、小さくまとまってしまう
 ➡ 中だるみを引き起こしやすい時期だし、高い次元で取り組む意識を忘れないようにしないと。


これらは本当にある話だと、実感をもって思う。

実際に小手先で何とかなることが多いし、部下に説明して任せるより自分でチャチャっとやってしまうほうが早いことも多い。
だが、大勝負は小手先ではできない。
小手先でなんとかしてる領域は、本来は自分が戦う土俵ではないはず。もっと別な場所や、ちゃんと周りを巻き込んで大きく物事を動かすようにしたほうがいい。

そして、責任感や失敗への恐れもあるが、他人からの評価を気にしすぎる人もいるだろう。
「気にせずやってしまえばいいのに」というやつだ。
自信を持ってできる範囲は堂々しているが、それを越えると、実は前に進みたくなくて石橋を叩いていることもある。


私自身、人生の大先輩から忘年会の別れ際に
「○○(私の名前)! 小さくまとまるなよ!」
と言われたことが強く心に残っていたりする…


それには「四半期ごと」に会社に貢献できたことを書き出す方法が効果的なので、ここに紹介しておきたいと思います。いわば自分の実力の定点調査といってもいいでしょう。

会社に対する貢献といっても、人事考課や目標による業績管理制度(MBO)とは目的が異なり、会社や上司からの評価をあおぐものではなく、すべて自分のために行う作業です。


業務に紐づくことでもいいし、紐づかないことでもいいと。

・理不尽なB取締役のサンドバックになれた

こんなことでもいいと…。これは…。


とにかく、自分で自分を振り返る時間を持つ機会を持ちなさいということ。

四半期に一度なら、1年に4回。
3年で12回。
10年で40回も振り返れるわけで。
(半年に1回にしたって、いいかもしれない)


達成感や成長感は自信を取り戻してくれる手助けになるわけで、それを自分を振り返る世界のなかで、しっかり感じていこうと。
そういうことだと思う。


List06の話と似ている…
絶対的な自信というのは難しいが、多少自分に都合が良くてもいいから相対的な比較対象の中であれば、自信を持ちやすい。

自分に厳しくいることも大切だが、定期的に自己肯定してあげて、うまく自分と付き合っていくことが大事。
自分の足跡をちゃんと残して振り返れることで自分で自分を認められるようにということだ。

自分のことを見てくれて導いてくれる人はいなくなり、自分が導く側にすらなっているわけだから、こういう点での自立も、その実現のためのテクニックも結構大事なことなんだと思う。



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