見出し画像

人生はもともと辛いものだと考えることこそが、努力し続けられるコツなのかもしれない。

社会人になってまだ1ヶ月で、色んな同期や先輩のことを見てきて思ったことがあります。

「人生は辛いもの。決して楽なものではない。」と割り切ることが、努力する理由につながるのではないか。

私は小中高ではガムシャラな努力家で、大学ではついつい楽な道に逃げてしまう人間でした。

小中高の頃は、周りに負けじと無我夢中になって勉強や部活動に励んでいました。他の人が頑張ってるのを見ると焦らされてしまい、自分も頑張らなきゃと強く思っていました。

しかし大学生になった途端、そういった競争相手がいなくなり、辛くなったら楽な方に逃げるという人間になってしまいました。

特に象徴的だったのは、大学1年生で飲食店のアルバイトを経験したことです。人生のうちで一度は経験しておかなきゃと思って始めたアルバイトでしたが、全く仕事についていくことができず、その影響で精神的に辛くなったことで、半年で辞めてしまいました。

それからというもの、「何か辛いことがあったら無理をしないで逃げる。」という癖が知らずしらずのうちについてしまいました。それと同時に、自分がしんどいことは精神的に良くないから、気楽にできるものに取り組もうという気持ちか芽生えていきました。

結果として特に何も努力せず、のほほんと生きる自分が形成されました。

そうしてそのまま社会人になり、ふと周りを見渡すと、私とは真逆で、本当なら避けたいなと思うことに対して、当たり前のように取り組む人ばかりであることに気づきました。小中高の自分のようになにか競争しているわけでもなく、ただ黙々と目の前にある物事をクリアしていくのです。 

このことは、これまで私が通ってきた思考回路とは全く別になもののように感じました。そこで行き着いた答えが、冒頭の「人生はもともと辛いものだと思っているからこそ、頑張れる」でした。

ここに辿り着いたのは、黙々と頑張る人は何かに期待することが如何に無意味か知っており、物事をきちんと割り切らないとやっていけないと考えていると気づいたことが要因です。

両親の子育て話や、友人の勉強話を聞いていると、大変なことに直面することははなから当たり前だと思っており、だからこそ目の前のことをやるしかないと思っているのだと感じました。

何かに期待してうまくいくことはほとんどなく、むしろ失敗することの方が多いでしょう。それが当たり前なのですが、私のような人間はそこを割り切るのが苦手なのです。

つまり、「うまくいかないこと、楽しくないことはやる価値がない」と変換されてしまうのです。そのため乗り気でないことに対しての忍耐力が弱く、他に楽しいことがないか探すハメになるのです。それが私で言う「楽な道に逃げる」に繋がっていきます。

とやかくやる理由を探したりするのではなく、それはそういうもんだと思いこんで物事に取り掛からないと、物事は前に進まないのです。(というか物事が自分のやりたいことに全てマッチしてるなんてことは、9割方ないでしょうし… )

そんな気持ちでやれば、失敗もそういうもんだと受け入れやすくなるかもしれません。

まとめます。
人生ははじめからうまくいかない辛いものであり、期待するだけ無駄なものです。だからこそそれを理解したうえで割り切って目の前の物事に取り組むしか、頑張る理由はありません。

みんな辛いんです。辛くない人生なんてないんです。だから辛いことから逃げるなんて無理な話なんですよ〜といったところでしょうか。そこを腑に落としていけば、どんなことでも真面目に取り組めるような気がします。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?