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fats'eのアルバムがよかった

エモラップは後追いで、好き嫌いが激しいからつまみ食い程度の聴き方しかしていないんだけど、数年前から00年代のポップパンクとクロスオーバーする流れがあるのを知った。
エモラップよりこっちの方が好みで、この流れもつまみ食い程度だけど追っていた。

ポップパンクの表現をトラップのビート、手法で再構築するのは意外とハマるものだなと新鮮な驚きがある。
00年代のUSポップパンクは能天気な明るさがあって、個人的にはそこがハマれない要素だったんだけど、エモラップのフィルターを通すことで陰りが生まれて、自分好みのサウンドになっている。
fats’eのこのアルバムはクリーンギターのタッピングのフレーズがあったりして、アメフト以降のエモ、たぶんエモリバイバルの影響もありそうで、能天気な明るさにはならない安心感がある。

人力のダイナミックなドラムが好きだけど、ラップトップのトラップのビートは陰りのあるサウンドと相性がいいもので、しかもそれがエモのメロディーをも受け止められるというのは大きな可能性を感じる。
ギターもサウンドの作り出すメインというよりは音の空気を作るツールの一つでしかない。
バンド形態から個人のラップトップにシフトする流れがきても良さそうだけど、とりあえず自分は知らない。

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