おとなになるって
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他人のうちに自分と同じ美しさをみとめ
自分のうちに他人と同じ醜さをみとめ
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それこそがおとなのはじまり
永遠に終らないおとなへの出発
人間が人間になりつづけるための苦しみと喜びの方法論だ
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谷川俊太郎さん「魂のいちばんおいしいところ」より
何を美しいと思うかは人それぞれである。自分が美しいと思うものは、他人にとって美しいとは限らない。反対に他人が美しいと思うものは、自分にとって美しいとは限らない。
自分が美しいと思うものがあるように、他人にも美しいものがあると認めること。
他人が自分と同じ価値のある人間だということを認めること。
このことに気付くと、その後の醜さについてが自然と導かれる気がした。前述の美しさと同様に考えれば、
自分が醜いと思うものがあるように、他人にも醜いと思うものがあると認めること。そして、他人が自分と同じ価値のある人間だと認めたからこそ、
他人の醜さは自分の醜さとなり得ることを認めること。他人の間違いは自分の間違いとなり得ることを認めること。他人の失敗は自分の失敗となり得ることを認めること。
それらがおとなへのはじまりなのかと。
同時にまだはじまりに過ぎないのか〜とも。
おとなになれてる人がたくさんいることを願って。
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