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【雑記】新しいものに出会いたい 今あるものを大切にしながら。

今日の過ごし方。日が落ちてしばらくしてからのこと。

フライヤー選別

手元にある演劇のフライヤーを見ては、その公演は観劇可能なのかを選別した。
素敵だなと思うものが多すぎる。そのうちの9割は行けないんだけど、一旦自分のスケジュールには入れておく。
世の中にはこんなに選択肢があることに眩暈がしそう。
演劇だけでもこんなに。
人生の使い方なんてこれ以外にも気が遠くなるほど選択肢があるのに、自分自身や わたしが関わるものたちは、誰かに見つけてもらえるのだろうか、と不安になる。これだけ混雑した海の中をみんなで泳いでいたら、普通じゃ目に留まらず通り過ぎてしまうよね。これは強迫観念でもある。

公演のフライヤーではなかったんだけど、折り込まれていたチラシで「動物電気」という劇団を知った。試しにYouTubeに上がっていたコント動画を見てみた。

なんかいい雰囲気のイベントだな。時々規模の小さめなお笑いのライブを観に行くことがあるんだけど、そういう催しの良いところと通じる部分がある気がする。笑わせようとしてくれることってとても贅沢だなと思うし、それを分かって集まって大人同士がおもしろがってることって尊い。「上演」というものの原初はそういうことだよな、と改めて思う。

もう一つ、フライヤー選別の過程で気になったことは、ある劇団の次の公演で使う会場について。そこも新宿。私が主宰する演劇ユニットは新宿を拠点としてしばらくやりたいので、新宿のいろんな場所にアンテナを張っていたい。
そこは演劇公演の会場としてはちょっと珍しい(ただし類似の施設でやってた公演の例も知っている)場所なので、演劇の上演空間としてどんなものになるのかも含めて興味がある。

岸田國士戯曲を流し読み

ハヤカワ演劇文庫で出てる岸田國士の戯曲選集全3巻に収録されてる戯曲で、パッと見ていいかもと思った作品を、設定とストーリーの概要が分かる程度に流し読み。精読は全くしてない。
以前、第1巻は読んだことがあって、これいつかやりたいなと思ってた戯曲がいくつかあった。それらに加えて、新たに別の作品たちも読んで、この場所で、この演出家でやりたいというアイディアがいくつか浮かんだ。本当は新しい企画のこと考えてる場合ではなく、今目の前にあるタスクをこなさないといけないんだけど。
ここ数日本当に頭がぼんやりしていて、何もできない日が続いているのでかなり焦っている。けど何もできないので、できないならやれることからやろう、と思って目の前のタスクを放り投げていつやってもいいことから手を着けている。
でもこれが結構良かった。頭が活性化し始めた。

新しく出会った演出家の過去公演動画を観る

先月、新しく出会った演出家にあなたに興味があります(大意)と声を掛けたら、なんと過去作品の映像を送ってくれた。
ちなみにその方は元々お名前は知ってた方で、後で気づいたけど共通の知り合いも数人いるようだった。まあそんなことは往々にしてあることなんだけど。
最初にお会いしたとき、立ち振る舞いがいいなと思って興味を持った。演出作品を観てもいないのに声を掛けるのもどうかと思うけど、何となくこの人の価値観は信頼できそうだ、みたいなところは作品ではないところで分かったりする。前回公演を打ったときにお願いした演出家もそうだったから、わたしはその辺りは経験上直感を信じるべきと思っている。
ご本人がもしもこの記事を読んだら、映像を送ってくれてから結構日数が経っているので、やっと全編観たんかいと思われそうではあるんだけど。


ともあれ、以上の作業が全部繋がって、今後のやりたいことがひとつ明確になってきた気がする。
このまま〆切を過ぎてたり期日が迫ってたりするタスクを終わらせる火種にしたい、この勢いを。


《おまけ》

追いつきたいあの人はいつでも走り続けてるし。それを苦に思わない才能と、恵まれた環境がある。私はその両方を持っていない。じゃあ何で勝負できるか。

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