自分を許す天才になろう


僕の「弱点」に気づいた。

今回はその弱点に気付いた上で、これからどう対処していくのか、+に捉えていくのか、そしてこのことを、どうやって普遍的な対応策に変えていくことができるのかということについて話していこうと思う。


1. 結論: ストイック✖️自己責任のToo Much

今回の記事の結論、つまり自分の弱点は「ちょっとストイックすぎるし、自己責任に振りすぎだよ」ということだ。

まず、僕はこの記事で書いているように、自分がストイックであるということを1〜2年前から自覚し始めた。

(余談だが、なぜかわからないけど、僕が書いてきた記事の中ではTOP3に読まれている方で、とてもびっくりしている。)

例えば、僕は妥協点を探すのが苦手で、やるからにはとことん。っていうのが基本のスタンスになっている。だからこそ、興味を持ち始めると止まらなくなる。

今まではこのことが、「他人にも厳しくなっちゃう」という弊害があると考えていた。しかし最近になって、また別の弊害があることに気付いた。

それは、「自分のやっていることにプライドを持ちすぎること」である。ストイックに追求してしまうが故に、「自分のやることには意味があるはずだ!」という錯覚に陥ってしまうことがよくあることに気付いた。

例えば、1年間オーストラリアでワーホリを経験した後、僕の英語力は確かに向上した。かといって、ビジネスでゴリゴリに使えるかというとそうでもない。でも、「ストイックに頑張ったんだ」っていう意味づけをしている。

だから、自分に自信はあるけど、逆にそれが弊害となって変なプライドが生まれ、学習に取り組む意欲がなくなる、みたいな状況になる。これは二つの点で良くない。

・今後の成長が止まってしまう

・それに伴って、「口だけ老害」になってしまう

こうはなりたくないので、ストイックさを失わせようか、とも考えたが、よくよく考えると、次に述べていく二つ目の課題と、人間の普遍的な性質が原因だと気付いた。


2. 自己責任を拡張するな。

僕は、以前営業していたバートリー4丁目というコーヒーショップを起業して、そこで学んだこととしてこんな記事を書いた。

この記事では、大人に頼ろうという話をした。そこで、帰国して数ヶ月だった自分は、「人にわからないことを聞けない方が意味不明!」みたいな、「普通の日本人とは違うんだぜ」マウントをとった。

そして今、これが自分にブーメランとなって帰ってきた。先述の通り、ストイックすぎて変なプライドが生まれた結果、人に頼れなくなってしまった。具体的には、アドバイスをもらおうとしなかったり、相談しても変わらないでしょ、みたいな価値観に悪変していた。

でも、この上の記事で言いたかったこと、つまり伝えたかったことは、全く反対のこと、つまり「人に頼る」ということだった。今振り返ると、よくこんな記事書けたなと思う。

でもこの時の自分は、本当にわからないことが多かった。だから素直に色々なことに疑問を持って、聞けたんだと思う。

ただ、今はわかることも増えたし自分なりに正解を導く機会も増えた。まぁ正直たくさん褒められてきて、我ながら調子に乗ってたんだと思う。だから今回みたいに

「自分で何とかできるはずだ」

「自分の人生は自分で決める」

みたいな価値観を持ち、それに偏るようになってしまったんだろう。


でも、まだ20前半の奴が、自分だけの力で何とかできるわけがない。だから、今ここでもう一度自分を戒めたい。

「自己責任を拡張するな」

つまり、所詮自分でできることなんて限られているのだから、困ったら人に頼りなさい。むしろ、人に頼る力を身につけなさい。ということ。

今の僕に足りないのは、「自分の責任の範疇を知る冷静さ」「自分一人で解決できないことは、他の人に助けてもらう力」だと思う。


3. 自分を許そう

ここまで、自分への戒めのように書いてきました。最後に、もう少し抽象度をあげて、今回の件をまとめていこうと思います。

さっきのセクションで最後にまとめたように、自分に今足りないのは他人の力を求めることでした。つまり、自分で全部抱え込まないだけの視野の広さ、もっと言えば、自分への優しさだと思います。

ここでいう優しさは、「甘え」ではなく、自分を許すことです。失敗しても、つまづいても、何があっても、それを許してあげる。これが最も難しいけど最強になる秘訣かもしれない。

苦しい時、結果が出なかった時、立ち止まってしまった時、一番自分を何とかしないといけないと思うのは自分自身です。でも、何とかしなきゃ何とかしなきゃと思って突き進むことは、状況を悪化させることになりかねません。心も痛みます。

こんな時に、ダメな自分を許せるのは、自分しかいません。なぜなら、自分が、自分のことを一番許していないからです。

そして、これは他人にも言えると思います。期待して任せた相手が結果を出せなかった時は、ここまで書いたように自分自身が自分のことを一番許していません。

だから、「自分を許していいんだよ。」と声をかけてあげる。「大丈夫だよ!」という言葉よりも、その心に響くかもしれません。

でもまずは

自分を許す、天才になろう。


それでは。


エンジニアリングとコーヒーをこよなく愛する新米エンジニア 夢は、「世代を超えて、それぞれの幸せを追求できる社会を創造する」こと エンジニアだけどコーヒーを上手に淹れます。 頂いたサポートは、より良いnoteの記事を生み出すために使っていきます。