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【泰伯篇】人間コンサル〜おしえて!孔子先生〜

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『一億三千万人のための『論語』教室』を読んで疑問に思ったことをまとめておこうと思う。

※大昔の人が書いた文なので、口語訳は検索すると簡単に出てきます。各自調べてみてください。もしくは本をお買い求めいただくと、とてもわかりやすく面白くて早いです。

レッスン8 泰伯

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子曰く、恭にして礼なければ労す。慎んで礼なければ葸る。勇にして礼なければ乱る。直にして礼なければ絞し。君子、親に篤くすれば、民、仁に興る。故旧遺れざれば、民、偸からず。

あの!!これは!!!絶対に口語訳読んでください!!!!!

目的と意味を履き違え、他人の心を敬い、気遣う気持ちを失くした人間というのは愚かで滑稽だ。今の日本人?日本人だけじゃないかもしれないけど、人間みんなそういうところが自分含め足りないんだと思う。何も考えないことは悪だ。どうやって身につけるんだそんなこと。

他人を敬う。他人を敬う。他人を敬う。

意味と目的は常に考えて、他人に確認するとして、他人を敬うのは意識してても難しい。敬っている“つもり”ならできるかもしれないけど、根本的に敬うって相当難しい。生きてるだけで敬うのも難しい。なんなら、私ももっと敬われたい。感謝の言葉だけじゃ信じられないから、大それたことが欲しいし。みんなの良いところを探すとか?小学生の頃、周りの人の良いところしか目につかなくて、自分の良いところが全く見つからなくなって、「あの人もあの人もあの人も凄いのに、自分は何もできないから死んだほうがいいな」とずっと思っていたから、できればもう人の良いところを探すのはやめたい。最悪だけど、他人を蔑めるようになってから生きててもいいって思えた。

何かいい方法があるなら教えておくれよ、孔子先生。


188

曾子、疾いあり。孟敬子、これを問う。曾子、言いて曰く、鳥の将に死なんとするや、其の鳴くこと哀し。人の将に死なんとするや、其の言うこと善し、とあり。 君子の道に貴ぶところのもの三あり。容貌を動かしては、斯に暴慢に遠ざかる。顔色を正しくしては、斯に信に近づく。辞気を出しては、斯に鄙倍に遠ざかる。豆の事には、有司存す。

あの!!これも!!!絶対に口語訳読んでください!!!!!

死際ってこんな喋れるのか?とかは置いておいて。

相手のレベルに落ちてはいけないというのはよく言われることだけど、実際その場になったら、無理なんだよなぁ。頭に血が昇っちゃう。幾度、人と喧嘩してきたことか。喧嘩したくてしてるわけじゃないんだけど、イラっときて許せなくなる。それがいけないことは今までの話でも大体わかってきたんだけど、そうなるためにどうすればいいのかを教えてくれないよね、孔子先生は。冷静さを保ってってことなのかな。常に他人を相手にしないってことなのかな。嗚呼、難しい。難題だ。本質に向かう。嗚呼、難しや。


189

曾子曰く、能を以て不能に問い、多きを以て寡きに問う。有れども無きが若く、実てるも虚しきが若し。犯さるるも校せず。昔は吾が友、嘗て斯に従事したりき。

『能ある鷹は爪を隠す』とはよく言ったものですね。

では、いつ本領を発揮すべきなんでしょうか。私はたぶんなんとなく大体のことができてしまう人間なんだと大学生以降に気づいたんだけど、それを隠すってこと自体が難しいなと思っている。頼まれたらやる方針だから、できないことでも、「やります」と言って大体無理やりやってできてしまう。やるのはもちろん容易いことではなく、調べたり、準備したり、試作したり、それはそれは大変である。でも、持ち前の責任感でなんとか形にする。それが意外と評価に値するらしい。でも、そうやって本領って発揮して良いのか?とも思う。それが本来なのか?なんかもっと「できないです!」って言えたほうが可愛いのかなとかも思う。そうやってフッといて、意外とできたほうが『能ある鷹は爪を隠す』なのかな。自分の知識を聞かれてもないのにひけらかしたり、誇示するなってことなんだろうけど、自分もそれなんじゃないかと不安になる。大丈夫かどうか、孔子先生に見てもらいたい。

191

曾子曰く、士は以て弘毅ならざるべからず。任重くして道遠し。仁以て己が任と為す。亦た重からずや。死して後已む。亦た遠からずや。

生涯学習ですね。その通り。

学ぶことを辞めて自分が正しいと思い始めっちゃったら終わりなんだから。


#論語 #孔子 #人間

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