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ドラマ『君の花になる』発のグループ8LOOMがすごい!

ドラマから飛び出し期間限定の音楽活動を行う「8LOOM」

私自身、音楽が好きで日々たくさん音楽を聴いているので、このnoteでは音楽の話をしているのですが、テレビドラマも大好きで、毎クール少なくとも5つくらいはドラマを見ています。仕事が忙しくて見る時間を取るのが難しい時は1.75倍速で見ています…
2022年秋ドラマもいくつか見ているのですが、TBS系火曜ドラマ『君の花になる』というドラマで、ドラマ内のボーイズグループが実際にデビューして期間限定で活動しちゃう、という新しい試みをやっていて、そのグループ、8LOOMがとても良いなと思ったので、今日はそんな8LOOMのここがすごい!というお話をしたいと思います。

ドラマ開始1年前からオーディションが始まった一大プロジェクト

ドラマ『君の花になる』は、なかなか芽が出ない7人組ボーイズグループ8LOOMと、ひょんなことからその8LOOMの住む寮の寮母になった本田翼さん演じるあす花が、それぞれ苦難を乗り越えながら、8LOOMがトップアーティストを目指していく、というお話です。このボーイズグループは実際にドラマ開始の1年ほど前にオーディションが開始して選ばれた7人が、何ヶ月も歌やダンスを練習して、ドラマと連動しながら実際に現実の世界でも曲をリリースしたり、ライブツアーを行ったりする、とても新しくてチャレンジングな取り組みをしています。すごいですよね。

8LOOMの魅力に気付いたKCONパフォーマンス

で、私はドラマを見始めた当初、そんな前情報や力の入れ具合を知らずに「ふーん」という感じでドラマを見ていたのですが、8LOOMのすごさに気付いたのは、YouTubeのKCONチャンネルに上がっていた8LOOMのパフォーマンス動画を見たのがきっかけでした。
KCONというのは、人気のKPOPグループたちが一堂に会してライブを行うイベントで、韓国だけでなく世界各国で行われています。2022年10月に日本でもKCON Japanが行われて、8LOOMがPRE-SHOWという形で出ていたんですね。オープニングアクトみたいなものかなと思うんですけど。
私自身、KPOPがすごく好きなので、KCONチャンネルで色んなグループのライブ映像を見ていたのですが、その中に一緒に8LOOMのライブ映像も上がっていたので、見てみたんですよ。そしたらメンバーの歌やダンスのレベルが高いだけでなく、曲も良いし、何よりメンバー7人がそれぞれ個性があって、色んなタイプの表現をする子が集まっていて、グループとしてとってもバランスが取れていてすごく良いなと思って。もう本当にびっくりしちゃいました。
それまでにもドラマ内でライブをするシーンがあって、そこで歌とダンスのパフォーマンスも見ていたんですけど、やっぱりドラマとしてのカメラワークだったり、編集だったりをしているので、正直ドラマをさらっと見ただけではグループとしての本当の実力や良さに気付けなかったんですよね。それがKCONで、有明アリーナの舞台で、大勢の観客、しかも目の肥えたKPOPファン達の前でしっかり生歌でダンスパフォーマンスする映像を見て、初めて「あぁこんなにしっかりしたパフォーマンスをするグループなんだ」と実感しました。ドラマの中のグループというだけでなく、現実の音楽界の中でもちゃんと存在感を発揮できるグループになっていることにすごく感動しました。

メンバーそれぞれの魅力を紹介!

私は、8LOOMの良さはメンバーそれぞれの個性とそのバランスだと思っているので、私の思うそれぞれのメンバーの良さをお話ししていきたいと思います。

桧山竜星役 森愁斗

まず私がKCONのパフォーマンス映像を見て一番最初に印象に残ったのは、ドラマの中で桧山竜星役を演じている森愁斗くんでした。とにかく歌もダンスも本当にスキルが高くて、癖がなくて、誰が見ても「この人上手いなぁ」と思うタイプです。さらっと爽やかにスキルの高いことをやるのが印象的で、特にダンスが好きな人は思わず目で追ってしまうメンバーだと思います。可動域が広いと言うんでしょうか。現在​​BUDDiiSというダンス&ボーカルグループで活動しているとのことで、流石のパフォーマンスだなと思いました。


成瀬大二郎役 宮世琉弥

次に印象に残ったのが、ドラマの中で成瀬大二郎役を演じる宮世琉弥くんです。彼はとにかく自分の魅せ方をよく分かっているという感じで、7人のメンバーの中で一番いい意味でアイドルっぽいなという印象を持ちました。ちょっとミステリアスな雰囲気も持っているんですが、ドラマの中の演技でもそのちょっとミステリアスな雰囲気が目を引いて、パフォーマンスでも演技でもすごく存在感やオーラがあります。元々ボーイズグループで活動していて、俳優業に専念するために脱退されたとのことなので、これからのドラマでの活躍も楽しみです。


久留島巧役 NOA

メンバーの中でパフォーマンスが一番玄人っぽいと思ったのが、ドラマの中で久留島巧役を演じるNOAくんです。彼は以前、韓国の大手事務所であるYG、BIGBANGやBLACKPINKが所属している事務所ですけど、そこの練習生を6年ほどしていたとのことで、あぁだから表現がすごくプロっぽく完成されているんだなと思いました。韓国の大手事務所はいくつかあって、事務所ごとにダンスの特徴がちょっとずつ違うんですけど、YGはちょっと妖艶な、アンニュイな踊り方をするのが特徴かなと思っていて、NOAくんの踊りもちょっとYGっぽさがあるなと思いました。


一之瀬栄治役 八村倫太郎

ドラマ内で一之瀬栄治役を演じる八村倫太郎くんはお父さんのような安心感やパワフルさがあって、最初に見た時に「BTSのリーダーのRM、ナムさんみたいだな」と感じました。知的な雰囲気があるのもナムさんにちょっと似ていて、パワフルな中にもどこか上品さもあるような好感の持てるパフォーマンスをされる方です。


小野寺宝役 山下幸輝

ドラマ内で小野寺宝役を演じる山下幸輝くんはかなりダンスが上手くて、メンバーの中で一番ダンサーっぽい踊り方をするのが印象的です。アイドル要素も強いグループだと、ダンサーっぽい踊り方はあまり良くないとされる場合もあるみたいで、NiziUのオーディションの時にリオちゃんがJYパークさんから「踊り方がダンサーっぽい」というような注意を受けていた記憶があります。全員の振りをしっかり揃える必要があるグループだと、山下君の踊り方は指摘される可能性もあるのかな、と思ったのですが、8LOOMは全員で振りをぴったり揃えるというより、メンバーそれぞれの個性を生かしたパフォーマンスをすることで良さが引き立つグループだと感じているので、山下くんの踊り方も個性としてグループの良いスパイスになっていると感じました。


ここまでのメンバーはみんな元々歌やダンスの経験者なのですが、残り二名、古町有起哉役を演じる綱啓永くんと、佐神弾役を演じる高橋文哉くんはなんと歌もダンスも未経験の状態でスタートしたということで、パフォーマンスを見ていても本当にたくさん練習したんだろうなということがひしひしと伝わってきます。ドラマと連動して曲をリリースしていく度にパフォーマンスのレベルもどんどん上がっているのが分かるので、ドラマなんだけどドキュメンタリーを見ているような、不思議な感覚になります。


古町有起哉役 綱啓永

綱くんは初見では未経験者と気づかなかったくらい歌もダンスもこなれていて、特に表情管理、KPOPアイドルでよく使われる言葉ですけど、パフォーマンス中の表情の作り方がとても良いなと感じました。


佐神弾役 高橋文哉

高橋文哉くんは以前他のドラマでの役も見たことがあるんですが、俳優が本業の方なので、8LOOMでのパフォーマンスを見ていても常に「高橋文哉」ではなく「佐神弾」に見えるのがすごいなと感心しました。他のメンバーはドラマの中の役が実際の本人たちのキャラクターに結構マッチしていて、オーディションで選ばれた後にある程度本人たちに合わせて、あて書きっぽく脚本が書かれたのかなと思っているのですが、恐らく主人公の佐神弾は元々キャラクターが決まっていて、高橋文哉くんは本来の自分とは違う面もある佐神弾をしっかりドラマの中で演じていると思うんですよね。それが8LOOMとして歌って踊っている時も常に佐神弾に見えるというのが、普通のKPOPなどのグループを見ていて感じられない感覚で、ドラマ発のグループで俳優がボーイズグループでパフォーマンスするとこういう表現になるんだ、と初めて知る感覚でした。


長々と8LOOMの良さを語ってしまいましたが、音楽好きとして8LOOMの楽曲についてお話ししたいこともたくさんあるので、8LOOMがドラマと連動してリリースした楽曲についてもいつかお話ししたいと思います!

この記事について、Radiotalkでお話ししている回はこちら
https://radiotalk.jp/talk/916969

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