テクノロジー的

良いとか悪いとかは、直感的に感じてしまうものだと考えがちだ。
流行になるようなものには多くの人が普遍的に感じる良さがある。
したし、その流行をつくるのはテクノロジーかもしれない。
最近、音楽を聴いていてそう感じた。
最近の流行りの音楽は、音の厚みが薄い。楽器数や音数が少ないと言ってもいいかもしれない。
すべてが打ち込みで完結しているようなものもある。
それは、スマホの音楽配信とイヤホンで聴くという前提だからだ。
もしくは、ショート動画のBGMにマッチするようにつくられているからだ。
以前のようにオーディオのスピーカーを通して聴く、なんてゆっくりとした贅沢の前では、今の音楽は少し単調かもしれない。
流行の良さを感じる前に、それがどう受け入れられるか。
それを考えてやってみると、違った答えが出てくる。それもまた面白い。

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