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シャドバで語れ! ルーンテラパッチ3.13

パッチ3.13、出ました。

最近心の積みゲーを消化して、感想を日記につけています。ふと見かけていつか買いたいと思ったゲームたち、思っただけで永遠にやらないはずだったそれらをやって、しかも記録につけている。

その中で、多様化の時代には許容するコンテンツがいいよね的なことを書きました。今から僕が書こうとしているのは、日本で100人やっていたらいいなと思う限界集落ゲームの話です。正直、誰も許容しない。ストライクだのスポーンだのチャイムだの言われて受け入れられたと感じる人は、日本に100人足らずもいない。困った。

そんなわけでシャドウバース語をここではお借りしようと思います。
皆さん、シャドバはやったことありますか? はいそうですね、ありますね。今はやってないけど昔やってた人はまぁそれなりの数がいるでしょう。人口の推移的に、リリース~アリス登場(WLD)までのカードプールなら伝わる可能性があると見た。

それでは早速見て行きましょう。

エラッタ内容をざっと見る

《イラオイ》体力6→体力5

いきなり全然可愛くないお姉さんが出てきて申し訳ないんですが、こいつは《魔将軍・ヘクター》です。ヘクターなので環境の覇権を握ってます。ナーフの影響はそんなになさそう。ヘクターの体力が6から5になったところで、正直どうなのって感じじゃないすか。ただこのゲームには5ダメージを出すことだけに特化しているマイナーデッキがあって、《イラオイ》デッキは今でもそれにめちゃくちゃ弱いのが、さらに弱くはなったかな。問題は5ダメージを出すことだけに特化しているデッキのパワーが低いこと。どっかにもっと良い選択肢ないですかね。

《触手の鉄槌》スポーン3→スポーン2

スポーンとかストライクとか意味分かりませんが、つまり《豪拳の用心棒》です。相手を倒しつつユニットが出ます。《豪拳の用心棒》の破壊範囲が1減って、出てくるユニットも弱くなったら、結構微妙な感じじゃないすか。これの影響はデカそうです。

《カルマ》4/3→4/4

もしかしてルーンテラに出てくる女の子って全員こんな感じなんですか? 場に出る《次元の超越》と思っていただければOK。システムユニットなので除去されると効果も止まる。3点除去は多いけど4点除去が少ないのはこのゲームも一緒。体力増加の影響は大きいですね。ただこの超越はエンライト、つまり10ターン目まで意味がなく、次の環境はアグロマシマシになりそうなので、活躍するのはもう少し先かも。

《ナー》 《ツンツン棒》のコスト減少1→2

《ツンツン棒》が何かって言うと《マジックミサイル》です。「ストライク」は「攻撃」だと思えば良し。ちなみにネクサスは顔。シャドバ風に書くと、「攻撃時:マジックミサイルを手札に加える。すでに持っている場合、そのコストを2下げる」。なんか弱そう。元から手札に持ってないとただ加えるだけで、バフの影響がないのはすごいネック。都合よく《マジックミサイル》を手札に引けた時は強いですが、そうじゃない時が弱い。体力3ってあんまり延命も見込めないカードです。攻撃時なのも、除去のないデッキには強いけど、除去のあるデッキには弱い。ブレ幅のデカいカードになったな。

《ジリアン》 《クロノシフト》→《入念な計画》

チャンピオンスペルについて説明するのはややこしく誰も幸せにならないのでしないんですが。シャドバ風に言うと、《魔道の力場》デッキを組むとおまけで《ケリドウェン》が入っていたのが、《運命の導き》になりました。今まで《ケリドウェン》が入っていたのがおかしい。変更先のカードもそこそこにパワーがあるので、《ジリアン》を軸にしたデッキはちょっとアツそう。

《バード》 チャイムは3ターン目からデッキに加える

正直これはどうなんでしょう。チャイムが何かって言うのは一旦置いときましょう。何で例えようかな。《バード》を軸にしたデッキはコストに見合わない展開をバンバンしていく点で《次元の魔女・ドロシー》です。覇権。【ドロシーウィッチ】は上振れ展開が過剰なストレスなので、《マナリアウィザード・クレイグ》のスペルブーストを1回にしたよ! って言われてもウーンて感じじゃないですか。真に強いのは上振れじゃなくて、中終盤に安定して高スタッツを展開し続けることなんだよな。ただデッキの根幹に関わる調整なので、《知恵の光》ではスペルブーストしないことにしました、くらいのパワー溢れるナーフなのかもしれません。《バード》デッキは使ってないから影響度が測りにくい。

《宇宙の法則》 チャイム設置3→6

《バード》デッキが【ドロシーウィッチ】なら、簡単に言うと《死の舞踏》の効果に「スペルブーストする」を足した感じ。悪くないカードではあるけれど、噛み合いの点から採用率が低い。多分使われないと思う。

《ヴォイドスキン》フォーカス→スロウ

フォーカスだのスロウだのなんじゃいと思ったはずですが、都合のよさだと思ってください。「スロウ」は普通に引いて「ファスト」は袖から出す。「フォーカス」はリストバンドに仕込んで、「バースト」はデッキをシャッフルすると必ずデッキトップにある。リストバンドに仕込んでいた最強カードが普通に引くしかなくなりました。終わりです。

《スーパーチャージ》コスト3→4

ルーンテラにおいてコスト3と4が如何に違うかを語ると涎まみれになるのでやめます。利便性の変化をシャドバで例えると《運命の導き》に「ただしコストが0以下にはならない」を加えた感じ。一個上のカードとこのカードを使うデッキは《不思議の探究者・アリス》です。超覇権でしたが終わるみたい。

《ヘイトスパイク》コスト2→コスト1

消えぬ怨恨》のコストを1にしましたくらいの調整。うおおとはならないけど嬉しい。1コス2ダメージってシャドバでも《ブレイジングブレス》くらいでしょ。便利にはなったし出張採用も増えそうだけど、このカードを一番使いたいデッキは別に強くはならないかな。

《吹き荒ぶ風》コスト6→コスト5

デッキトップに仕込む延命カード。イメージ的には【サタンビショップ】に入っている《大修道女》のコストを7から6にしましたくらい。延命のコストは軽くなったけど、《サタン》のコストが重いままだからどうだろう。どのみちアグロが全然弱くなってないパッチなのでしばらく出番はなさそう。

《荒涼の渓谷》顔まわりのダメージを消した

エンシェントレオスピリット》が2点顔に入れてたのがなくなりました。このカードを使っているデッキが【セラフビショップ】なのであんまり意味ない可能性がある。2点回復するのも消せ。

《氷漬けの奴隷兵》カウント8→9

1コストで置ける代わりにカウントの長い《封じられし熾天使》。封じられてるのはムキムキゴリラで簡単に増えるし簡単に割れる。覇権です。カウント周りのやり取りは割と繊細微妙っぽいので、見た目以上に効果はあるかも。

《ぶっ飛びモンキー》 3/1→2/1

シンシアエルフ】で2/1だった《フェアリーウィスパラー》が1/1になったくらいの感動度。そりゃあ…まぁそうですよね。

《明敏な記録官》 その後、その5枚をデッキに混ぜる。

積み込みができなくなりました。今まで出来てたのが驚き。

《レイヴンブルーム学園》カウント10→12

アグロに強い《次元の超越》と思っていただきたい。覇権です。《次元の超越》のコストが21になりました、って言われてるくらいの感覚。それ、ほんとに効果ある? 使ってない側からすると半信半疑。

《滅びの龍カドレグリン》+1/+1も付与するように

種族指定もなくなりました。「チャレンジャー」はシャドバなら全員デフォで持ってるんですけど、攻撃する相手を選ぶ権利です。このカードを例えるなら兵士指定のない《アドミラル》かな。誰も使ってなかったカードでしょ。6コスト払って所詮+1/+1なんでたぶん強くはないはずですが、大幅弱体された《不思議の探究者・アリス》デッキが苦し紛れに採用するかも。頼む、噛みあわないでくれ。

《嵐の刻印》2ダメージ→3ダメージ

このカードを主軸としたデッキが環境にあった時僕はやってなかったのであれなんですが。忍者のデッキが使います。2ダメージと3ダメージが全然違うのもやっぱり一緒です。これ単体の影響はデカそうですが、忍者デッキが今環境にない理由って《火遁の術》が弱いからじゃなくて、《盗賊の極意》が弱いからだと思います。根幹が強くならないのがな。

《スターボーン》条件がめちゃくちゃ緩くなった。

あらゆる場所って言うのは、手札にも、デッキにも、まだ生成していない無にも適用されます。無に適用。だから結構強い効果です。今までは1/2のガチャをクリアしなければならなかったんですが、今度からガチャさえすれば大丈夫になりました。可能性のあるバフなんじゃないかなって思ってます。

《汚れ仕事》名声:このカードのコストは2である。追加

条件を満たすとコストが下がるようになりました。元から地元最強カードだと思ってたんですが宇宙最強カードになった。これを使って《魔将軍ヘクター》を討伐してくれという意思を感じる。くそ、でもそんなに強いデッキがないじゃないか。はい。すみません。

《星の創造》4回復→5回復

招来って何って言うと「SRガチャを1回引く」です。4ダメージが5ダメージになりました、だと、うおおってなりますけど、4回復が5回復になりました、だと、うーんってなりません? アグロデッキが積む火力との兼ね合いになるので、環境が定まるまで何とも言えない。

《雷神拳》2/3→3/3
《轟ける轟雷 マサ》5/4→5/5

条件を満たさないと弱かったカードが、条件を満たさなくても標準スペックになりました。条件を満たした後もちょっとだけ強化。これは良いんじゃないでしょうか。採用されなかったネックのポイントが消えました。噛み合うデッキへの採用は増えると思います。

《静かなる嵐 リッスー》1/1→1/3
《嵐雲》インパクト1→インパクト3

インパクトは「攻撃時:Xダメージ」だと思ってください。素体の場持ちが良くなって、出てくる方のダメージが増えました。出てくる方のお尻が3のままなので超強いとは思いませんが、素体は何かしら悪さをしそうです。シャドバで言うところのネクロマンサーと組み合わされるかもしれない。でもあんまり強くはなさそうだな。

《香る宵花》ユニットのみ→スペルも適用範囲になった

ナイトフォールはエルフかな。「このターン中にカードを1枚以上プレイしていたなら」です。その起点になるカードなのでかなり使いやすくはなります。ただこのカードを手札に加える手段が現状フォロワー1体だけなんだよな。もう1,2個くらい手段が増えたら戦えるんですが。

《悔悟の舞台回し》4/4→4/2

かいごと読むらしい。エフェメラルの方は「このターンの終わりに破壊される」と読む。どうせ死ぬ奴の体力が減ってもあんま変わんなくない? と思ってしまう。もちろん除去には弱くなるし、こいつは環境最強アグロデッキに採用されてるカードなんですが。頭を減らして欲しかった。

《不屈の舞》コスト4→コスト5

潜伏アグロデッキの《死の舞踏》です。《死の舞踏》のコストが5から6に変わったら大分違う感じがしますね。とにかく展開を早めたいデッキなのでこの影響はデカそうです。ただ潜伏アグロ自体、環境最強アグロデッキにあらゆる点で負けているようなデッキなので。なぜこっちを弱くした。

《旅の神髄》3/4→4/4

SRガチャから出てきます。SRガチャを引けます。3→4は結構すごいはずなんですがそこまでテンションが上がらない。SRガチャのオマケ君が明日から《デスドラゴン》になりますって言われても、そっかぁ。

《スクィーカー》1/2→2/2

頭1→2は何しろダメージ2倍なのでかなりすごいです。選定だのオーグメントだのメカヨードルだのめんどくせえことが書いてありますが無視してください。2倍なのですごい。十分です。

《バンドルシティの市長》2/2→2/3

生き残ると無限に悪さをするタイプの市長。悪そうな顔してるでしょ。過去にめちゃめちゃ悪さをして投獄されたんですが脱獄してきました。公式がこの人はもう大丈夫って言ってるのが一番不安だよ。

《古の砂時計》2→3

ルーンテラのスペルでは2コスト→3コストのナーフが実はほとんど意味ないんですが、この話はやめます。ドラクエで恐縮なんですがこれはアストロンです。たった3コストであらゆる除去を無効化します。デザイナーたちはこのカードを弱くするつもりがないと思う。

《ネバーグレイドの回収人》2/4→2/5

生き残ると無限に悪さをするタイプの一族の長。結構なパワーを備えているはずですがインフレの波とともに置いていかれました。どこかで聞いたような話ですね。服も緑。果たして復権できるのか。

《弯曲する光》本体のオーバーパワーを削除

「疾走」する《セージコマンダー》から「疾走」が消えました。全然違いますがノリ的にはそんな感じ。それでもなお強いカードですが、デッキ全体のフィニッシュ力は大きく落ちることになります。大きな痛手と思います。

《オリガミドラゴン》コスト5→コスト6

装備することで誰でも《アルベール》になるカード。バフもりもりのユニットが二回攻撃できます。早くゲームを畳みたい悪質デッキによく使われていたので、これは明確なお仕置き。今でもほぼ見ませんが、死に絶えると思います。

《戦場の絆》コスト4→5 スロウ→バースト

コストが1増えた代わりにデッキトップに仕込めるようになりました。こう書くと圧がすごいですね。ただし味方をバフする大型カードがそこまで強くないのもシャドバと一緒です。

《ベネモネ》4/3→4/4

対戦相手がめちゃくちゃ不快になるカードを2枚手札に加えます。対戦相手がめちゃくちゃ不快になる盗賊団のボスの女は保護観察期間中なのが救い。今すぐどうのってわけではないと思いますが、こいつは弱いままにしといて欲しかった。

《傷持つ乙女の略奪衆》4/5→4/6

5コストのユニットにはもう少し強めの仕事をこなして欲しいんですよね。ただ場持ちが良い、だけだと物足りない感じがします。《セントリーナイト》の体力が6になります! って言われても。

《いびつなカタライザー》2/2→3/2

世界2位を獲った日本人が愛用していたデッキのカード。一時期ナーフされていたんですが、標準スペックに戻りました。用語がいっぱいあるので復習しましょう。ストライクは「攻撃」です。あらゆる場所は「無に適用」です。「攻撃時:手札とデッキと無にある「ダークネス」のダメージを1上げる」。ダークネスって何って感じですが、徐々に広がるブラックホールを思い浮かべてください。最初は雑魚ですが終盤最強になるスペルです。いっぱい手札に加わります。こいつもそれなりにデッキの中核カードですが、関連カードの幾つかがナーフされたままなのでいかんとも。

総括

まずナーフ。根幹に関わるレベルのものが取り揃えられてありますが、その影響度はマチマチに感じます。環境トップは大きくヘコみそうな一方、次点の覇権デッキたちにどこまでダメージがあるのか未知数です。また、環境最強アグロデッキにほぼダメージがないのはどうなんでしょう。
次にバフ。ものすごく妥当な範囲でして来たなって言うか、宇宙最強になったのは《汚れ仕事》だけに見えます。かなり控えめ。SRガチャ関連には少し可能性を感じますが。

まずは環境トップの《不思議の探究者・アリス》をヘコませて、それから覇権デッキがどう推移するかを見よう、って魂胆でしょうか。
何しろ現状《不思議の探究者・アリス》デッキは世界でも15%も使用率があって(2022/8/17時点の統計より)、手始めにこれを適正化しようっていうのは作業の順番として確かに正しい。
でも今僕たちはワンダーランドドリームスに倦んでいるので、何かしら刺激になるバフも欲しかったな、っていうのが1ユーザーとしての感想です。

終わりに

知らないゲームの情報を見るのが好きです。専門用語で喋られている内容が分かったら楽しいかなと思って綴ってみたこの記事。実態と全然違う言葉を使ったりもしましたが、雰囲気楽しんでいただけたなら良いなと思います。

画像等相変わらずTeal Redさんのwikiから拝借しました。もうパッチノートに対応しててさすがです。
あのVarolantやLeague of Legendsで有名な、天下のRiotが運営している、限界集落カードゲーム。こんなゲームも日陰でひっそりと遊ばれていますということを結びに。

面白いデッキが作れたらまた投下します。
ではでは。

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