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【日記】横から見た景色

今、NHKドラマのカーネーションにハマっているのでこのように表現させて頂きたいと思うのだが、絶賛「月のだんじり祭り」が開催中で、祭りは毎日がクライマックス。一日中死んでいる。

コースが複雑なのか、だんじりがガンガン屋根瓦を破壊して走っているようで、私は父親にしばかれた時のギャン泣きする糸子のような顔をして痛みを耐えるのみだ。

運がいいことに今日は夫が休みで、息子の朝の準備から登園、家事や先生との二者面談(よりによって今日だった)、家の瑣末な用事まで全てお任せした。
布団でぼーっと忙しそうにそれらをやっつけている夫を見ていると、これ、全部自分がやらなきゃいけなかったのかともの恐ろしさを感じた。
「ソーリャ、ソーリャ」の掛け声で自身の体と夫を励ますことしかできない、今日の私は弱い。

横になりながら気を紛らわすのにテレビを眺めていたら、山口メンバーと朝鮮の会談が繰り返されて自分の中でミックスジュースのようになっていた。味のアクセントだというかのように福田前次官のセクハラニュースが挟まれ、心で小さくやかましわと思う。

それはいいとして。

私がこうしてクッタリ横になっている間に、南北の首脳が2人きりで歴史をブンブン動かしている。とてもそんな風じゃないのにテレビ越しでもすごい気迫が伝わってきた。
今、自分はすごいものを見ているんだなあとボケた頭でもそれだけはわかった。

南北統一がすぐそこまできている……かも、しれない。
朝鮮を見て、被爆したばあちゃんらを見て、終戦という言葉にずっと違和感があった。こうして、一秒でも早く、みんなにとって安らかに終われと思う。

青い橋の上、木漏れ日の下で首脳が2人、まるでお喋りを楽しむかのような風景。
できの悪い大工方だが「ソーリャ、ソーリャ」
心の底から掛け声を送る。

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