名もなき詩 #32

優しいね
君は、言った

その場を壊さず
傷付けず
傷付かないように
取り繕う事が特技の
僕に、言った

つぎはぎの自分を
見透かされないように
そうでもないよ
なんてまた笑って
君に、言った

『ありがとう』

僕を、
僕として繋いでくれる言葉を
君は、笑って言った

#言葉でHUGを
#詩
#鏡

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