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「うちなータイム」は存在するのか
みなさん、こんにちは。だもちゃと申します。
noteをご覧いただき、ありがとうございます!
今回は沖縄出身の私が「うちなータイム」について考えてみました。文調を少しお堅くしてみました!良かったら読んでいってください。
~はじまりはじまり~
結論から述べよう。
「うちなータイム」は存在すると思う。
私は沖縄で生まれ育ち、高校を卒業してから約10年間沖縄を離れ、再び沖縄に帰ってきた人間である。
多くの読者の皆さんは「そんな人間が言うのだから、やっぱり存在するのか…」と
某テレビ番組〇〇〇〇SHOWなんかで放送されていることが事実だったのだとひとまず安心するかもしれない。
一方、沖縄県民の中には「そんなこと言うのは恥ずかしいからやめてくれよ」
「周りはそうだけど、私は違う」なんて思っていらっしゃる方もいるかもしれない。
最初に断っておくが、この結論(というかこの文章自体)は
私の経験に基づく考えをまとめたものであって、沖縄県民代表の言葉ではない。
「こんな風に考えている人が沖縄にいるのか。」と捉えてもらえるとありがたい。
さて、話を戻す。
なぜ私がうちなータイムは存在すると思うのか…。
それは約10年沖縄を離れてもなお「私自身がうちなータイムから抜け出せない状況」が続いているからだ。
そもそも、うちなータイムとは何なのだろうか。一般的には以下のように説明されている。
うちなータイム(沖縄タイム、沖縄時間)とは日本の南西端沖縄県に存在する、
日本本土とは異なる独特の時間感覚。または、沖縄において集会・行事などが予定時刻より遅れて始まること。
私が初めて、うちなータイムの存在を強く意識したのは18歳の頃。
高校卒業後、進学とともに関東へ移り住んだ私が驚いたことは、
他の都道府県出身の友人がしきりにうちなータイムを話題にしてきたことである。
最初のうちは何が問題なのか分からず、
「あー、うちなータイムねぇ、あると言えばあるかも…。」なんて自信なさげに答えていた。
実際、過去を振り返ってみると食事に1時間以上遅れてきた幼馴染がいたし、
ちょっとした私用のために楽しみにしていた映画の約束をドタキャンしてきた友人もいたからである。
沖縄にいた頃は「うちなータイム=遅刻癖」だと認識していたが、関東での生活が長くなるにつれて、
実はもっと広義に捉えることができる言葉なのではないかと考え直すようになった。
きっかけとなったのが、大学で行われた実験でのグループワーク。
ものすごいテンポで進んでいく考察に熱が出そうになった。
自分の考えをスマートに述べ、他の意見との相違点について深く掘り、計画的にまとめていく周囲の姿に
これまで自分が生きてきた時間軸とは異なる世界があるのだと気がつくことができたのだ。
「大海ってこんな感じか!」と衝撃を受けた私が次に考えたことは、
「もしかして、今まで私が過ごしてきた時間軸こそが、うちなータイムでは?!」ということである。
(何をのんきにそんなことを考えているんだ。周囲は真剣にレポートを作成しているというのに…。)
とまぁ、こんなテンポで過ごしてきて10年余り。
未だに大海の広さに驚くことが多々ある。
その度にどんどん「井」が広くなっていく。
私はまだ「井」から抜け出せずにいる。
大海を知る喜びや楽しみを励みに、これから少しずつ「井」を深く広く変えていきたい。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!
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