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届かない声だとしても

去年ボーカルブースを作ったんですよ。
簡易的なやつ。
今日はそのボーカルブースの作業工程的なものを書いていこうと思ったんですけど、写真も動画もちゃんと撮ってない。
そんな訳で適当な写真を添えて説明していこうと思います。
長くなっちゃったから読むのだるい人は飛ばして読めばいいと思います。


まず最初に

防音室といえばこんなのを想像するよね。

スクリーンショット 2021-01-06 10.32.51

一番有名なのがヤマハのアビテックス
でもまず高い。
あとでかい。
一番小さいやつで0.8畳って書いてあるけど、実際0.8畳でも巨大な箱が部屋にあるとすごい圧迫感あるし場所取るよね。
ちなみに中が0.8畳なだけで普通に考えて外寸はもうちょいでかくなるじゃん。
超広い家に住んでる人たちは別に好きなサイズで好きな場所に好きな数置けばいいけど、大半の人は置けるスペースも出せる金額も限られてくるじゃん?
他にも色々と出てるけどどれも高いし、中には本当に音止まるのこれ?
ってやつもあるし。
じゃあ自分で作ればもっと安く済むし好きなサイズにできるんじゃね?
って事で重たすぎる腰をあげて作る決意をしました。

まずは防音とはなんたるかを調べてみた。
詳しいことは各々調べて欲しいんだけど、
とりあえず基本的なことは吸音と遮音をいい感じに組み合わせて防音ってことらしい。
防音とは って適当なワード入れればgoogle先生がすぐ教えてくれるよ。

てことでどんなの作ろうかなーって色々考えた結果。
今住んでる家がそれなりに防音対策されてる家なので、そんながっつり防音室じゃなくてもとりあえず音量下がればいいやって考えに行き着く。
ある程度音量下がれば隣とか上には絶対音行かないだろうって言う安易な考え。

そんな訳で

自作防音室の妄想

・歌録りの時に色々なノイズがマイクにのらないようにする
・作業してる側に歌がダイレクトに聞こえる音量も下げたい
・防音室あった方がそれっぽい
・そんな頻繁に歌録りとかしないからコンパクトに片付けられるようにしたい
こんな感じ。

歌録りのノイズはもう当たり前の話で。
実際今までも家の周り静かだったし、防音もしっかりしてたから部屋でそのまま録ってたんだけど。
やっぱうっすらマウスのクリック音とかなんか色々音入っちゃうときあるんだよね。くしゃみなんてしようものなら土下座するしかないじゃんね。
あと作業側のスピーカーの音量も結構下げたりヘッドフォンにしたりとか色々めんどくさいし、プレイバックの度に音量調整するのもめんどくさい。
てことで防音室欲しい理由1

2つ目は
歌う人からの声。
先にも書いたけど
今までそのまま録ってたからダイレクトアタックされる状態で何年もやってきたんですけど、作業してる側に歌がダイレクトに聞こえるのって結構しんどくて。
こっち側のスピーカーとか下げてるから録りながらの良い悪いの判断がし辛い。
じゃあヘッドフォンでやれよって思うじゃん?
ヘッドフォン嫌いなんだもの。

3つ目
やっぱ防音室あった方がそれっぽいじゃん。
やってます感出るし。
やっぱ形から入るタイプなもんでね。
うち防音ブースあり〼ってかっこいいじゃん。

4つ目は自分にとって割と重要で
やっぱ家が狭いからでかい箱が立ってるのめっちゃ邪魔。
模様替えして常駐させようとしても、他のものを動かすと納まりが悪かったり動かしたものが邪魔になったり。
ってことでバラして最大限コンパクトにできるのがいい。
今住んでるとこが実質ワンルームみたいなもんだから、もはやこれが最重要項目だったりもするよね。
広い家に住みたいねぇ...。

そんな感じで以上の大事な4つを兼ね備えた防音室作り編へ。

買ったもの

防音室作るにあたって必要なものを色々調べたり考えたりして揃えたものがこちら

資材
・マスキングテープ 30mmx18M
・ジョイントマット 47mmx47mm
・両面ブチルテープ 20mmx10m
・綿ファスナーテープ 4cmx10cm
・コーナーガード 20個入り
・超強力ボンドテープ 両面テープ 30mmx10M
・強力両面テープ
・黒ガムテ
・GCボード 910mmx1820mm 5枚入り
・遮音シート 940mmx10M
・コ型ジョイナー 2730mm
・ノコギリ
・メジャー
・塩ビカッター

防音室の中で使うやつ
・クリップライト
・譜面台ライト
・2.5m 6口電源タップ

普通の防音室ならこれに板とか換気扇とかもっと防音するんなら扉とか諸々必要になってくると思うけど、
今回はバラせるようにするって言う前提があるからそれ系はなし。
そんな資材で埋まった我が家がこちら。

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所狭しと並んだ資材たち。
届くまではやっぱめんどくせーなーとか思ってたんだけど、
もう届いてしまったらやるしかない。

重い腰をあげて作業開始

まずGCボードを開封。
ちなみにGCボードは吸音材の表面にガラスクロスが貼ってある便利なやつ。

GCボードとおんなじようなやつでMGボードっていう中身的なものが違うものもあるけどどっちがいいかは自分で調べて好きな方を買えばいいと思います。

そんなGCボードのグラスウール丸出しの方に両面テープとかボンドテープとかを貼っていきます。
写真は既に一つ完成してるけど。
下に寝てるのがGCボードの裏側の丸出しの方。

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テープを貼ったらそこにいい感じに切った遮音シートを貼ります。
遮音シートを貼ったら四辺をいい感じに切ったコ型ジョイナーにはめこむ。
これで1枚完成。
写真がないから雑に作った図で説明するとこんな感じ

名称未設定-1

ちなみにジョイナー は最初のこぎりで頑張って切ろうと思ったんだけど、めっちゃぐらつくし全然ちゃんと切れないもんで。
ホームセンターにやる気があるうちにダッシュで行って塩ビカッターなるものを買って切ったよ。

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そして、
あとは地道に1枚ずつ作って行く。

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一番壁側のやつは壁にマスキングテープ貼ってその上に両面テープで壁に固定すると箱にした時の安定感が増すんじゃないかと思って固定してあります。
これを4枚やって天井用にGCボードを半分に切ったやつを一つ作ったら完成。
その完成した板にそれぞれの板同士を繋ぐための面ファスナーテープをつけて作業終わり。
コーナーガード買ったものの実際必要かどうかわからんけどいちお装着。

そして完成したのがこちら。

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中身はこんな感じ

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肝心の音は
めっちゃ止まる。
今までどんだけ苦行してきたんだってくらい快適にレコーディングできる。
ケーブルとかは隙間からいい感じに入れればいいと思います。

ちなみにバラした状態がこちら

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めっちゃコンパクト。
これなら置き場所に困ってる人もいいんではないでしょうか。

ちなみに一人で仮歌録ったりアコギ録ったりの時とかはパソコンとかでリモートでメインのPCを操作できちゃうよ。
やり方はgoogle先生に聞けばわかるけどそのうち気が向いたら書きます。

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そのうち引っ越したら外側に板貼って換気扇つけたりして防音室を強化するのもありかなーって思います。

以上防音室作りでした。


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