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新年あけましておめでnote

【2022/1/7】おみくじ的なやつにDID追加

あけましておめでとうございます、you425です。
本来はBit.Countryについて書く予定でしたが、新年一発目でそれはなんだか味気ないかなと思ったので今回は特別会として、新年の自戒と今年の予想チックなことを書いていきたいと思います。

HashHub Reseach様で4日に公開されたMINAの寄稿記事は12月30日に提出して手直しもなく納品となったのでノーカンです。

その前に昨年は皆様に大変お世話になり、特別数字を稼ごうとしたわけではないにしてはそこそこの成績になったのではないかと思います。

相場が全くわからんけど実際どうなんだ?

今年も特にスタイルは変えることはなく、書きたいものを書きたいように書いていきたいと思います。

退かぬ!媚びぬ!省みぬ!

ノリで書きましたけど退き(損切)、省み(反省)はしないと駄目でした。

媚びぬ!媚びぬ!媚びぬ!


さて、下らないことは終わりにして緩み切った精神を引き締めるところから始めましょう。自戒大事!


鉄則:DYOR~初心を忘れずに~

しばらくお小言のような物なので、いらない人はとばしてもOK!

おそらく僕の記事を読んで頂いている方の多くは、2021年に入ってきた方が多いと思います。
それ以前から触ってきた方も、DeFiに本格的に触れ始めたのは2021年ということもあるでしょう。

最初は恐る恐るだった方も、慣れ始めるとあまり深く考えず突撃してしまうことも増えて来るのではないでしょうか。
もしくは 無知突撃→詐欺を知る→慎重に→脳死イン!脳汁プシャー!! みたいな進化を遂げているかもしれません。

改めて詐欺を知った時のことを思い出しましょう。
その時感じた恐怖も今では薄れてしまい何も感じなくなってるかもしれません。
特にデジタルで資産のやり取りをしているので、実感の希薄化は激しいと思います。

考えてみてください、顔も知らない、よくわからない人に資産が増えると言われて100万円をポンと渡している、そんな光景を。こわっ。
大して調べず、根拠もなくトークン買ったりプールに入れたりするというのはそういうことです。


”信用”と”盲信”

重要なのは”信用”と”盲信”は違うということです。

何かを”信用”するためには、必ず裏付けを得る必要があります。
投資であれば、そのプロジェクトが信用に値するかしっかり調べて裏付けをとりましょうということですね。
プロジェクト精査については過去に記事を書いているので、考え方が分からない人は参考にして下さい。

こういう裏付けをとらずに信じてしまうと、それは”盲信”となってしまいます。

これはプロジェクト単位ではなく情報源に対しても同じです。

「あの人が言ってるから大丈夫」は”盲信”です。

もしかしたら信じ込ませたうえでとんでもない詐欺案件に乗ることになってしまうかもしれません。
もしくは皆が情報発信者を盲信することにより油断して情報精度が落ち(誰のチェックもないと雑になることありますよね?)、もしかしたらそのつもりはなくても詐欺案件を紹介してしまうかもしれません。

肉親でさえ金銭トラブルが起こるのです、会った事もない人であれば……欲望とはかくも恐ろしいものなのか…!


改めて、DYORは重要

人の情報はあくまで参考程度にして、自分で情報を精査する。
つまりDYORが非常に重要ということです。

「これだけ調べて大丈夫だと思ったのに、これで騙されたんじゃもう笑うしかないわw」と言えるくらいの裏付けをとって、”信用”できるプロジェクトにインしていきましょう。

必ず流行りには詐欺が入り込んできます。
これは暗号資産に限ったことではありません。

何かが流行するとすぐパチモンがでますよね?
DAppsはオープンソースのプロジェクトが多いのでコピーし放題でパチモンどころではありません。

しかも暗号資産の場合、資産と直結しているため被害が大きくなりやすい傾向に有ります。

「自分で調べるのは時間ないし…難しくてよくわからないしちょっと…」という方は、無理にDeFiを触る必要はありません。
いける!と思った時だけ触って普段はCeFiを利用するのも良いでしょう。

トレードでやたらポジションを持つことをポジポジ病と呼びます。
DeFiでも無理にファーミングすることは結果的にポジションを持っていることと同じです(事実トークンを持っているのでロングポジション)。
DeFiの場合、トレードと違い価格変動によるリスクだけではなく
・プロジェクトの続行不可
・ハッキング
・ラグプル
・そもそも詐欺
・(セルフGOX)
などなど、遥かにリスクが大きいということを自覚しましょう。

そんなん無理ゲーと思う方は、まだまだ暗号資産はキャズムを超えられてないということを自覚しましょう。


キャズム理論

https://www.onemarketing.jp/lab/btob-marketing/chasm_199

はい、よく見るキャズム理論の図ですね。
細かいことはリンクを貼ってあるので読んでみてください。

基本的にキャズム理論は消費者がどのようにして市場に参加してくるかを述べたものですが、応用して消費者を参加者に置き換えて考えてみましょう。

暗号資産において、ことさらDeFiの領域についてはまだまだキャズムを超える前の段階です。

2021年に参入してきた多くの人たちは、キャズム右の「メインストリーム」の人たちであることが多いでしょう。

「儲かると聞いて」「流行ってるらしくて」という軽い気持ちでメインストリームの人たちが入ってこようとすると、アーリーアダプターになろうとしてもキャズムを超えることが出来ずに溝に落ちてしまいます

ではどうすればいいのか?


・・・ーーーーーーーーーーーーーー・・・

N太「Dえも~ん、キャズムを超えられないんだ、なんとかしてぇ」

Dえもん「N太くんは仕方ないなぁ、それじゃあこれ

D Y O R !!  」

N太「DYOR…?どう使うの?

Dえもん「DoYourOwn Research」

・・・ーーーーーーーーーーーーーー・・・


はい、茶番すいませんでした。

つまり、今までの自分の立ち位置とは違うところに移動するためには、DYORという努力は必須ということです。

これが難しい、となってしまうのであれば、キャズムを超えて無理にアーリーアダプターになるのは危険です。
例えDeFiを触れるようになっても、それは誰かの助けを借りているだけであって自立出来ていなかったり運が良かっただけなので、どこかでやらかしてしまう可能性が高いです。
キャズムの左にいる人たちは基本的に変態です、同じと思ってはいけない。

DeFiの領域がキャズムを超え、メインストリームの人が触れるようになるには規制やUI/UX等、解決しなければいけない点がたくさんあります。

もちろん少額で触りながら徐々に理解していくのは学習になるので良いと思いますが、危険性に関しては必ず認識しましょう。

\ Welcome to the world of HENTAI! /


2022年暗号資産どうなるおみくじ的なやつ

しばらく初詣いってません

そんなもん分かったら苦労しません!
ということで、僕の勝手な妄想交じりの考察を簡単に垂れ流していきます。
本当はマーケットキャップ上位のプロジェクトにも細かく触れようと思ったのですが割愛です。
ここまででたくさん書きすぎましたね…おみくじ見るくらいの感覚で楽しんで(?)ください。


業界全体

業界外からの参入は去年後半から散見しましたが、更に入ってくることはほぼ間違いないでしょう。
年も変わり、バランスシートにBTCやETHを組み込んでくる企業や大口投資家が増えてくる可能性もかなり高いです。
ポイントはやはり現物ETF、7月のGrayScaleの申請がどうなるか注目です。

規制に関しては常に重要ですので忘れずチェックしましょう。


Bitcoin

みんな大好き(?)Bitcoin、既にフライングして書いてるので別の部分を書きます。
Bitcoin自体はゆっくりアップデートしているのは変わらないので、基本的には環境がどのように変わっていくかが重要です。
規制もそうですが、L2によるBitcoinのユースケースが増えることにより、大きく変わっていく可能性があるので要チェックです。


Ethereum

みんな大k(略
今年の焦点はやはりEthereum2.0とEthereum1.xのマージによるPoSへの移行でしょう。
半ばにもマージが完了するといううわさも有ります。
環境を気にする人たちは多く、PoSに移行することによる省エネ化やスケーラビリティの向上など、期待できることは多いです。
その反面、PoSに移行することによりSECにセキュリティートクンとしてみなされる可能性もあることは留意する必要があります。


EthereumのL2とサイドチェーン

Ethereum2.0への移行はL2やサイドチェーンへも影響が出ます。
L2はEthereumのスケーラビリティを解決するためのソリューションですし、サイドチェーンは問題があるEthereumから資産を吸い出しているような状況に近いです。
よって、Ethereumが2.0にうまく移行できた場合、L2やサイドチェーンは独自の強みを構築できなければ過疎化する可能性は大いにあります。
自分が注目しているチェーンの強みは果たして何なのか?
改めて考えてみましょう。

L2に関しては、Ethereum2.0でシャーディングをしてスマコンを動かすのが技術的に大変で時間がかかるということで、とりあえずL2でスマコンを動かすという案もあります。
その場合はしばらく安泰かもしれません。


その他L1

今後ブロックチェーンはマルチチェーンが当たり前になるのはほぼ間違いないです。
その際に、「どのようにして他のチェーンと相互運用するか」はかなり重要になります。
簡単なところではブリッジですね。
他にも後付けのクロスチェーンインフラストラクチャがあれば、ただブリッジするだけではなくクロスチェーントランザクションが行えるようになります。
PolkadotやCosmosの様にマルチチェーン前提でエコシステムを拡大していくものもありますね。
注目しているL1は、どのように相互運用を果たしていくか、これが重要になるでしょう。


Metaverse

FacebookがMetaに社名変更したことにより、一般にも大きく知られるようになり注目されています。
ですが現状はほぼバブル状態だと僕は思います。
そもそもMetaverseって何か、そこらへんをよく考える必要があります。
定義が定まっていないので、Metaverseと言ったもん勝ちみたいになっています。

当然今後詐欺プロジェクトやまったくMetaverseではないプロジェクトが続出すると思いますので、注意してください。
実際にMetaverseを作るにはとんでもなく時間とコストがかかりますので、よくわからんプロジェクトが簡単に作れるものではありません。

Metaverseに関しては次回執筆予定のBit.Countryの記事でちゃんと触れたいと思います。


BCG

現在出てきているものの多くは初期費用が多くかかり、大変ハードルが高いものとなっています。
そして、コストがかかるほど利率への期待が高まるために、利率が落ちたり期待通りでないと一気に過疎化して終了します。

今後はフリーエントリーモデル(Free to Play)が主流になっていくとみています。
当然無料で入っても大して稼げませんが、投資家がNFTを貸し出し、ユーザーはそれを借りて利益のシェアを行っていきます。
もしくは、無料で入った結果面白かったので課金するということもあるでしょう。

どこかで聞いたことがありますね…?そう、ソシャゲです。
ソシャゲが売り上げる要因の1つは、フリーエントリーモデルによるユーザーベースの増加です。人が増えれば課金する人も増えるし経済も回る。
Metaverseも兼ねるBCGの場合、このスタイルでユーザーを増やすことはかなり大事です。

もちろんフリーエントリーモデル以外がなくなるということではありませんが、限られた人のみがやるニッチなゲームみたいになるでしょう、それはそれでありです。
また、フリーエントリーモデルは資金力があるところでないと成り立ちませんので比較的精査は楽になると思います。

ちなみに最初は無料で必要に応じて課金していく構造をフリーミアムと言います。


NFT

僕はアートやコレクティブルに現状の高騰の仕方に関してはかなり懐疑的です。
何故かというと、NFTが真価を発揮するにはユーティリティが必要だと思うからです。

どんなに高級なアートやコレクティブルも、データをコピーして旨い事それっぽくミント(雑)すれば贋作が作り出せます。
最近ではNFTを表示するデジタルの額や、TVなどが開発されたり出てきたりしています。
そうなってくると、本物であろうが偽物であろうが表示させて飾って満足できればそれで良いと考えられもするんですよね。

しかしユーティリティがあるものに関しては別です。
これに関しては偽造しようがないので、どんなに巧妙にやってもユーティリティを発揮することは出来ません。
つまり、主観だけで真贋を決めることが出来ないのです。

よって、僕はNFTに関してはユーティリティが重要だと思います。
NFTはプログラマブルな資産というのが特徴の一つなのだよ!

それからNFT-Fiというのも今後発展していくでしょう。
NFTを担保にレンディングを利用したり、分割して所有して運用したり、そのものを貸したり…色々考えられます。

また、現実の物と連携していくと思います。
こちらはインフラ整備などあるのでまだまだ時間かかりそうですが…1例として現物2次流通をすべてNFTで管理し、製造側にマージンが入るようになると良いかなと思います。
製造側からすると、現状中古品が売れても殆どいいことないですからね…捨てられるよりはいいですが。


DAO

多分Metaverseよりこちらの方が今年の本命だと思います。
暗号資産のプロジェクトはもとより、徐々にDAO化していく既存の組織など出てくると思います。

その際に重要になってくるのはDAOのインフラです。
例えば、給与システムや意思決定、メンバー管理、SubDAO管理等々たくさんのツールが必要になります。
ここら辺、うまく開発して普及できたプロジェクトは大きく成長しそうです。

ただしDAOというのはまだまだ手探りな状態で、法的にもどう取り扱っていいかわからず不安定な状態なので注意が必要です。


分散型SNS

ちょこちょこプロダクトがあるのにもかかわらず天下を取るものが全く現れない分野です。
というのも、分散型SNSを単体でただ作ったところで意味がないからだと僕は思います。

ただの分散型SNSなだけなら、どう考えても一般人は既存のSNSで十分なんですよね、UXが最悪です。

ということなので、重要な点はそのチェーンで分散型SNSに参加することでどのような利点があるかだと思います。
他のDAppsとシナジーを生むことが大事でしょう。

その点で相性が良いのは、NFTやMetaverseプロジェクトです。
DeFiももちろんいいですし、TwitterやFacebook、Instagramなどが共存しているように用途別の分散型SNSがあってウォレットを繋げば同じアカウントでログイン出来るというのも良いでしょう。
SNS上で考えたインデックスを公開し、そこに投資を募るというのも面白いですね。
こうしてオンチェーン上での活動や築いた関りがソーシャルグラフとして価値が出るようになります。DAOにも関連してくるでしょう。
また、ガス代が安い、トランザクションが高速なども重要な点です。

というような感じで、エコシステム全体を巻き込むことでそのチェーン自体をMetaverse化することが出来る分散型SNSが個人的には面白いと思います。


DID

インフラ部分なので派手さは有りませんが超重要な分野です。
上記の分散型SNSで述べたようなソーシャルグラフもDIDの一環になるでしょう。
DApps上でのKYCに、DIDに紐づいたクレデンシャルを利用し、個人情報を渡すことなく活動できるようになります。
これはDAOのような活動を行う時にも有効になりますし、当然Metaverseでも効果を発揮します。
いつのチェーンだけではなく、マルチチェーンや通常のWEBアプリケーションでも有効なものだと望ましいので、そういったプロジェクトに注目するといいでしょう。


分散型ストレージ・CDN

こちらも人類にはまだ早いけどかなり重要なので唾をつけておきましょう。
まだ数年かかるかな…?

ただし分散型SNSやMetaverse、NFT等とは相性が良いので、場合によっては存在感が出るかもしれません。
これもどれくらい連携が出来るかというのが重要です。


まとめ

というわけで、改めてあけましておめでとうございます!

やたら重い新年の挨拶となってしまいましたが、「またこいつ小難しいこと言ってるぞ?」程度に聞き流して、ふとした瞬間に参考意見として思い出すくらいが丁度いいと思います。

最初に(文字数的には中盤)に言いましたが、DYORを忘れずに
これに尽きます。
おみくじ的なやつが当たらなかったときのための伏線ではありません()。

年始から渋い相場が続いていますが、こんな時こそ腰を据えて勉強や調査に取り組むのが大吉です。

それでは2022年も楽しくBlockchainingしていきましょう!

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