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ワクチン接種センターを市民達が破壊(インドネシア)

 インドネシアのワクチン接種センターが市民達によって破壊された。



 現地のメディアの記事によると、9月28日(火曜日)の朝、アチェ南西部のスソ地区にあるウジュン・インセクト魚揚場(PPI)で、南西アチェ保健局(Abdya)のコロナワクチン接種担当者のチームが漁師や魚屋を中心とする数百人の住民によって強制的に解散させられた。住民達はワクチンの強制接種に反対していた。


 インドネシアの人々の多くは、ワクチンの接種を有害なものと考えて恐れている。漁師達は、ワクチンの接種が行われる場所の近くには人々が恐れて近づかなくなり、魚が売れなくなると考え、ワクチン接種センターを破壊した。

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 インドネシアでは、アストラゼネカ社のワクチンの接種により若い人達が次々に亡くなっており、人々は、ワクチンに対して強い不信感を持っている。





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 そして、インドネシアの隣国のシンガポールでは、ワクチンの接種率が高く80%に達しているのに コロナの感染者数も死者数も急激に増加し、連日新記録を更新している。

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 その反面、インドネシアでは、ワクチンの大量接種が開始された後、コロナの感染が急拡大したものの、


イベルメクチンが承認され、使用されるようになると、

感染者数、死者数がみるみると減少し、


 現時点では、ワクチンの接種率が20%と依然として低いのに、感染者も死者もほとんどいなくなっている。

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このような状況を考慮すれば、インドネシアの市民がワクチンに懐疑的なのは当然であろう。

 それなのに、インドネシアの当局は、ワクチンパスポートを導入したり、ワクチンを人々に強制接種しようとしているのだ。

 人々が激怒してワクチン接種センターを破壊するのも無理はない。


総括

 今回は、ワクチン接種センターが市民達の暴動により破壊されるという出来事が発生したが、市民達の姿を見ると、マスクを着用していない人がかなり多いことが分かる。

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 マスクの着用が感染対策としてコロナの感染拡大の抑制に役に立たないことをインドネシアの市民達が知っている可能性もあるが、市民達は、特に、コロナ騒動自体に対して懐疑的であったのではなかろうか。

 インドネシアは、元々治安も悪く、ポソ宗教戦争などでは、市民達の間で命の取り合いが行われるなど、物騒な地域である。

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 日本とは異なり、普段から危険と隣り合わせで生きているような住民にとって、 致死率が1%にも満たないような小さな疫病を怖がるというようなことは考えにくい。インドネシアの多くの住民は、コロナのリスクが大きいとは感じておらず、いわゆる、「コロナは茶番」と考えているのだろう。

 このような状況下で、インドネシアの当局は、市民を怖がらせたり、市民に感染対策のコロナ規制を守らせたりするために、いろいろと奇妙な工夫をしてきた。



 インドネシアで2020年の10月に激しいデモが行われたが、その時点でもマスクを着用していない者が多数散見された。コロナのことはあまり気にしていない人が多そうだ。


 そして、多くの人がコロナのことを気にしていない状態で、当局がずさんな方法で大量PCR検査を開始した。人々の不満が高まり、激怒している様子が窺える。


 日本のような平和な国とは異なり、治安の悪いインドネシアでは、市民達がコロナに対して持っている恐怖心はとても小さいことが分かる。

 コロナを気にしてマスクを着用し、ワクチンを接種し続けてしまえば、心の平穏がいつまでたっても得られることはなく、永遠に生活水準が低下したままとなる。

 インドネシアの市民達は、ワクチン接種センターを破壊することで、本来あるべき生活を取り戻そうとしたのかもしれない。

いつも読んでいただき、ありがとうございます。なんとか続けていければと思っています。