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ワクチン差別を無くそう


 自分はいつも海外の状況ばかり気にしていて国内のニュースを滅多に見てない。今までは、国内の状況にほとんど気を留めていなかったのだが、自分の身の回りでもワクチンの接種状況に基づく差別が看過できない位に広がってきた。既に多くの人が差別を受け、不自由で肩身の狭い思いをしているに違いない。

 今回は、自分の身の回りに起こったことを考えてみよう。

1.ワクチンを接種していないと、肉親と面会し、近づくことができないという事態


 病院や高齢者施設で大感染が発生すれば、施設が社会的に非難されるというのは分かるのだが、接種者と未接種者は同じように感染し、同じように他人を感染させる。接種者と未接種とを区別するのに合理的な理由はない。しかしながら、感染対策という名目で、ワクチン未接種者は、差別され、高齢者施設や病院にいる肉親と面会したり触れ合ったりすることはできなくなっている。
 未接種者に面会制限があるくらいだから、勿論、入居者、入院者、そして、病院や高齢者施設の従業員はワクチンを強制接種されているということだ。


2.ワクチン接種者しか酒類の注文をできないという事態

 お昼に近所のファミレスにランチを食べにきたら、ワクチン接種をしていない人はお酒を注文できない旨のカードが眼に入った。そして、自分の隣のテーブルでは、アルコールを注文しようとしていた高齢の夫婦が店から追い返されていた。店員は、蔓延防止措置だと説明していた。高齢の夫婦は、がっかりした顔をして店から出て行った。店はがら空きで、酒類の提供が感染対策に意味があるのかは甚だ疑問である。

 この店では、ドリンクバーを注文して長居をすることは可能。そして、ドリンクを飲みながら、大声を出して歓談をしている人達も見かけることがある。要するに、このような状況で酒類の提供のみを禁止する意味は全くない。
 それでも、感染対策という名目で、酒類だけが問題視され、ワクチンの未接種者が注文することはできなくなった。1人で来店して、他に客がいなくても静かに飲酒する目的でも酒類の注文は不可能だ。

 埼玉県では、ワクチン検査パッケージという非科学的な規制が採用された。飲食店は、行政による指導で、ワクチンを接種している人にしか酒類を提供できなくなった。
 来店者は、お酒を飲もうとすれば、個人情報(身分証明書+ワクチン接種証明書、陰性証明書)の提示を求められる。おそらくは、ワクチンの接種者にとっても、個人情報の提示には抵抗があるだろう。この制度には何もいいことはなく、誰も得はしない。



 このように、日本でも、国や県の主導により、ワクチンによる差別が公然と行われるようになってきた。

 飲食店で酒を飲む資格を持つためには、ワクチンを2回接種しなければならない。しかしながら、勿論、現在の知見では、ワクチンを2回接種したからといって、感染予防には全くならないことが分かっている。

 特にオミクロン株に対しては、ワクチンの2回接種は何の意味もなく、逆効果を示していることが鮮明になっており、感染リスクが高まる逆効果が発生する可能性がある。


 たとえ、ブースターを接種したとしても感染を防ぐ効果が得られないことが南アフリカ、イスラエル等の研究で分かっている。


 最近英国当局が開示したデータによれば、ワクチン接種者は、未接種者よりもほとんどの年齢層で感染しやすく、(接種者(2回以上)数/未接種者数という計算式による)、オミクロン株の蔓延時に、ワクチンの接種者の方が感染しやすいという傾向が顕著になった。

下記グラフによれば、10万人あたりで、ワクチンを接種した感染者がワクチンを未接種の感染者の割合を超えている(1を超えている)ことが分かる。


 以上のことから、ワクチンの未接種者の行動制限をすることが感染対策にはならないことは明白なのだ。それなのに、国や、県、市町村は、このような事態を黙認している。


総括
 厚生労働省は、表向きでは、ワクチン差別に反対しているかのような姿勢を取っている。


 しなしながら、他方では、実際には、厚生労働省は、高齢者施設での入居者との面会をワクチン接種者のみに限ることが好ましい旨の通達を出したりしている。


https://www.yurokyo.or.jp/pdf.php?menu=item&id=3656&n=2

このようなことは明らかに不当なのだが、意見を申し入れる窓口もない。


 また、県や市も同じである。ワクチン検査パッケージを導入した埼玉県は、ワクチン差別に反対しながら、公然とワクチン差別を行っている。

https://www.pref.saitama.lg.jp/a0303/corona-jinken.html

 


 埼玉県のサイタマ人権ポータルはコメントができないようにしているのだ。行政の対応に意見を申し入れることなどはできない。差別の反対宣言が表面的なものであることは明白だ。


 ワクチン接種者と未接種者との間の意識の溝はとても大きいし、感染対策を名目としたワクチンパスポートの導入に関し、差別と感じる人もいれば、そうは感じない人もいるだろう。
 ここで、何が差別に該当するのかだが、少なくとも、合理的な理由なしにワクチンの接種状態(個人情報)を他人に開示しなければならなくなり、その接種状態に基づいて不利益が発生することは明白な差別であると言えよう。


http://www.city.iruma.saitama.jp/shisei/jinken/jinken1/1013658.html

 不誠実な政治家の中には、差別という言葉を使用せずに、「不利益を受けてもらいたい」とう表現を積極的に使用している輩もいる。


 そして、他の不誠実な政治家は、「不当な差別・偏見・誹謗中傷を許さない」と宣言しておきながら、


 海外渡航には使用できない国内専用の接種証明書(ワクチンパスポート)を公然と発行したり、黙認しているのだ。


 このようなワクチン接種証明書は、ワクチン接種を応援するという名目で発行され、サービスの提供に関し、ワクチン接種者と未接種者との間で差別的な二重価格が形成される要因となっている。政治家や行政は、一方では、表面的には差別に反対しておきながら、他方では、差別の温床を作り上げている。



 つまり、政治家や行政は、ワクチンの接種状況による差別を許さないと宣言しておきながら、ワクチンパスポートを推進し、差別を許容するという二枚舌を使用しているのだ。


 ここで、最近、山梨県は、ワクチンの未接種者の外出自粛を要請する方針をとり、公然とワクチンの未接種者の自由を剥奪し、差別行為を開始する勢いである。


 このようなことは、既に欧州でも発生している。オーストリアやドイツでは、ワクチンの未接種者のみを対象としてロックダウンや規制強化を行ったりしている。


 明らさまな人権侵害なのだが、これをNHKなどの日本のメディアはどう伝えているか?

 NHKの記事の中は人権侵害や差別という文字は全くない。記事は、感染が拡大した状況では、ワクチン接種を義務化したり、ワクチンの未接種の行動規制したりすること、さらに、それを理解することが必要である、といった論調になっているのだ。



 ところが、実際には、このようなワクチンの義務化やワクチンの未接種のみを行動規制するというような措置は全く感染防止の役に立っていない。

 

  それなのに、事実が捻じ曲げられ、差別的な政策が感染の抑制に必要であり、役に立っているかのように報道されてしまっているのだ。このようなメディアの偏向報道により、日本の知識のない政治家が洗脳され、誤った政策を採用される原因となっている。


 現在埼玉県では、、飲食店で未接種者には酒類が提供されないという状況だ。それが進むとどうなるだろう。

 例えば、イスラエルでは、ワクチンパスポートを持っていない人はマクドナルドで食べ物を注文できないようになった。


このような差別に対して、市民達は立ち上がったが、


当局によって暴力的に弾圧され続けている状況である。


 そして、勿論、このようなワクチンポートに基づくアパルトヘイト政策は何の意味もなく、感染は拡大し続けた。


 このような差別的な生活は、市民達を分断し、苦しみを与え、若者に精神的な障害や自殺を生み出したのだ。


 ベルギーでは、最近、ワクチンパスポート、コロナ規制に反対して数万人の人が集まって抗議活動を行った。


 そして、やはり、ベルギーの当局は、市民達の抗議活動を暴力的に弾圧しようとした。


 ベルギーの当局と市民達との間で大きな戦いが行われた。市民達は、酷く不当に弾圧をされているが、それでも諦めることなく、自由を求める戦いを続けている。



 これはイスラエルでも同じようだ。市民達は、人々はワクチン接種を半強制され、未接種者の人々は、迫害されているけれども希望を捨てず、日夜自由を求めて戦っている。独裁政権と戦い、独裁政権の差別政策に加担するマクドナルド等の差別企業と戦っている。


 さて、海外の市民運動と比べると、大分遅れてはいるけど、自由、人権を守るためには、日本でも戦いが必要だ。いろいろな戦い方があるだろうけど、それぞれが小さなことからできることをしてみよう。



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いつも読んでいただき、ありがとうございます。なんとか続けていければと思っています。