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ワクチンの有効期間が想像以上に短かった件(Lancet)


 このNOTEを見てくれている方であれば恐らくご存じだろうが、イスラエルの保健省は、最近のコロナの感染者のデータに基づいて、現状、ファイザー社のワクチンの感染予防の有効性が「39%」にまで著しく低下したと発表した。

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 ワクチンの有効性の低下の原因は単にデルタ変異株の出現によるものだけではないようだ。ワクチンを接種して2週間が経過した後、ワクチンの効果はみるみると低下し、やがては恩恵を受けられなくなるだろう。実際、数ヶ月後には、恩恵は、ほぼゼロになってしまうことが判明した。

 さて、今回は、ファイザー社のワクチンの有効性の低下についておさらいしておこう。

 まず、イスラエルの保健省のデータによれば、ファイザー社のワクチンを初期に接種した人、つまり、1月に接種した高齢者は、たったの16%の予防効果を受けられていないことが分かった。

 ワクチンの感染予防の有効性は、接種した後、月を追うごとに低下する。

3ヵ月後(75%)→4ヶ月後(67%)→5ヶ月後(44%)→6ヵ月後(16%)

 おそらく、日本のテレビなどでは、ワクチンについての良いニュースしか報道されていないのだろう。そんな報道を信じている大多数の国民にとって、ワクチンの有効性が16%にまで下がっているということは寝耳に水だろう。怪しいと思うかもしれない。しかしながら、このことは、きちんとデータに基づいて分析されており、政府系の組織であるジェトロにも公表されている。


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 イスラエルでは、事実上、20代以上の人では、感染予防の有効性がゼロになっているというデータがでている。

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  特別に悪い結果がでているのはイスラエルだけだと思ってしまう人も多い。きっとワクチン信仰の強い人は、都合の悪いデータを受け入れることができないのだろう。

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 このような方にとっては残念なニュースだが、最近、イスラエルのデータを裏付ける研究内容がLancetより公表された。


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  この研究は、英国のユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)の研究者チームにより、ワクチンのブースター投与の必要性を判断するため行われた。

 本論文には以下のように記載されている。

 ChAdOx1(アストラゼネカ社ワクチン)とBNT162b2(ファイザー社ワクチン)の両方で、時間の経過とともにS抗体レベルが低下する有意な傾向が見られ、2回目を投与して21~41日後と70日以上後の間で、ChAdOx1では約1/5、BNT162b2では約1/2に低下した。この傾向は、性別、年齢、臨床的脆弱性で層別化しても一貫していた。BNT162b2では、S抗体のレベルは、21~41日後の中央値7506U/mL(IQR4925~11950)から70日以上後の3320U/mL(1566~4433)まで低下した。ChAdOx1では、S抗体の濃度が0〜20日目の中央値1201U/mL(IQR609〜1865)から70日以上経過した時点で190U/mL(67〜644)まで低下した。

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 ちょっと分かりにくい記載だが、ファイザー社やアストラゼネカ社のワクチンを2回接種して2週間後には抗体のレベルが低下し始め、10週間後には50%以上低下することが本研究で明らかになった。

 つまり、ワクチンの有効期間は極端に短い

 ・ワクチンの効果は、2回目を接種して2週間後に効き始めるので、10週間で半減するのであれば、2ヵ月しか効果が維持できない

 これは、ワクチンの品質が問題視される大変ネガティブなニュースである。本来はこのような重要なニュースはすぐに世界に届けられるべきである。しかしながら、欧米のメディアは、この点についてニュース報道をしたがらないようで、一部を除き沈黙していた。

 その代わりにインドのメディアが主体となってこのニュースを世界に伝えていた。

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 さらに、ファイザー社は、2021年第2四半期の決算説明会において、ワクチン接種後8か月で抗体が大幅に減少し、65〜85才で7~13分の1になり、18〜55才で4~6分の1になるというデータを公開した。

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 ここで、イスラエルだけでなく、ワクチンの接種率が高い他の国の様子もみてみよう。例えば、ジブラルタルは、国民の99%がワクチンを接種している。それなのに、感染者数が急上昇しはじめた。

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 そして、アイスランドでも、感染者数が増え始めた。

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 アイスランドでは、感染者におけるワクチン接種者の割合は、ワクチンの接種率と同等以上である。少なくとも感染予防の点では、ワクチンの効果は全くなくなっているということだ。

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 つまり、国民のワクチンの接種率の高いジブラルタルやアイスランドでも、イスラエルと同様の現象が発生している。他の国でも概ね同じだろう。ちなみに米国でもその傾向が出ている。


 総括:

 ワクチンを接種した後、ワクチンの抗体のレベルは、2ヵ月ほどで半減し、半年~8ヶ月程度経過する頃にはほとんどなくなってしまう。そして感染予防の点で、数ヶ月でその効果がなくなってしまうということに疑いの余地がなくなった。残念ながら、ファイザー社のワクチンは、保証期間の極めて短い欠陥商品だったということだ。

 ところが、このような状況にあっても、ファイザー社のCEOは、ワクチンの有効期間が短いという点を逆手にとり、6ヵ月毎にワクチンが必要であると開き直り、


 大手メディアもまた、抗体が失われるというネガティブな点にはほとんど触れることなく、3回目のブースターの効果のみを大々的に宣伝する始末である。

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そして、イスラエルは、ファイザー社の思惑通りに、ブースター接種の投与への道に動いた。


 結果としてファイザー社の独り勝ちである。


 ファイザー社は、保証期間の極めて短い製品を販売し、製品が短命であることを自らが公表し、次の製品を販売する戦略だ。

 つまり、これは、製薬会社が、携帯電話と同様に、定期的に自社製品の新バージョンを投入しようとしていることを意味する。

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 携帯電話のバージョンアップに伴う細かい仕様の変更を理解している人も少ないだろう。ワクチンも同じだ。このままでは、世の中の大半の人は、何も品質に疑問を持たずに、ワクチンを定期的に接種するようになってしまいそうだ。

 でもいつかはこのようなおかしな流れにこの世の中の人が気づくときが来るのかもしれないな。いや、気が付かなければいけないのだ。このままではデストピアの世界になってしまう。

 今回は、最後にBhakdi博士の力強い言葉を聴いてもらえれば幸いだ。

「世界中の人が膨大な量の露骨な嘘に基づく説明を信じ込まされていたことに気が付くでしょう。・・・行動して下さい。私達の子供達のために、そして人類の未来のために」



いつも読んでいただき、ありがとうございます。なんとか続けていければと思っています。