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サウジアラビアは感染対策を放棄して盛大な音楽祭を開催

 サウジアラビアで20万人が動員される大規模な音楽祭(MDLBEAST SOUNDSTORM)が行われている。






 この音楽祭は、サウジアラビアの首都、リヤドで12月16~19日に渡って行われている。


 興行側のインスタグラムによれば初日は、18万人が動員された。(このような興行が許されるのは、表向きは、ワクチン接種が進んだという理由だが、ワクチン接種は、日本よりも進んでいない)。

 特筆すべきことは、社会的距離やマスクの着用などの感染対策(※)はほとんど守られていないということだ。




 ワクチンの接種は感染の拡大抑制には役に立たないため、本来は、ワクチン接種者に興行を限定したとしても、感染対策をしなければならないことになっていた。当初は、公式ウエブサイトにも社会的距離を置く等の感染対策に関するページがあった。ところが、実際には、感染対策などに気を配っている者はほとんどいなかった。興行側が諦めたのか、現時点(12/18)で公式ウエブサイト上で感染対策について記載したページが削除され、なくなってしまった。

https://events.mdlbeast.com/plan/health-policy/

本来のお約束では、
※サウジアラビアでは、開放的な公共の場ではフェイスマスクの着用は求められないが、スポーツスタジアムや500人以上を受け入れると指定された大型イベントでは、実際の入場者数にかかわらず、入場者はマスクの着用など、感染対策のルールを遵守する必要がある。



 実は、サウジアラビアでは、大分前より、屋外のマスク着用義務が無くなっていた。人々は、一部の場所を除いて感染対策を止めていた。


 それでも、コンサート等の大規模な集会では、感染対策を守る必要がある。ところが、コンサートの実際の映像からは、人々は、感染対策を放棄してしまっていることが分かる。サウジアラビアの人々は、西欧の悪意のあるプロパガンダに翻弄されて不毛な感染対策に長い間付き合わされ、ほとほと嫌気がさしていたのだ。


 サウジアラビアでは、屋外のマスク着用等の感染対策を止めた後も、感染者が増えるようなことはなく、結局、市民達も、感染対策の意味が無かったことをはっきりと理解した。なお、サウジアラビアのワクチンの接種率(現時点で65%)は欧米や日本と比較しても高くはない。



 この傾向は、米国のフロリダ州でも同じだ。フロリダは、感染対策をほぼしていないが、現時点では、感染者が最も少ない州の1つである。


 実際、フロリダ州では、市民達は、マスクをほとんどしていない。



 クリスマスのパレードも盛大に行われている。


 その反面、日本の隣国の韓国では、ワクチンの接種率と、マスクの着用率がずば抜けて高いのに、感染者数も死者数も急上昇している。韓国の現在の状況は、マスク着用を含む感染対策とワクチンが役に立っていないことを分かりやすく示している。


 なお、韓国では、感染対策(社会的距離)を止めてコロナとの共生をしようとしているから感染が拡大したなどと説明する者がいるが、全くの出まかせだ。


2021/10/02  ニュース抜粋

「コロナ禍の収束が見通せない中、韓国で社会的距離の最高規制がまた延長されることになり、政府に対して不満を吐露する人々が増えている。

 1日、韓国メディアの京郷新聞によると、韓国政府は1日、現行の社会的ソーシャルディスタンスの規制を現状最高の4段階で、2週間延長すると明らかにした。」



総括
 感染対策は、感染者数の増減には全く関係がない。感染者が少ない時期があっても、それは、感染対策のおかげではない。感染対策とは無関係に、感染者は増減する。
 サウジアラビアの場合、ワクチン接種により、感染が収束したのだろうという人もいるかもしれないが、少なくとも接種してから期限の経過したワクチンが感染予防に役にたっていないことは研究により明らかになっている。そして、最近の研究によれば、ワクチン接種は、場合によっては(接種後240日経過する等の場合)、感染者を増やす傾向にあることも分かっている。


 なお、ワクチンの接種率が日本と同様に高いデンマークでは、最近感染者が急増している。

 この感染者の急増は、ワクチン接種者によるものであることが判明した。特にワクチンは、新しい変異株には全く役に立っていない。特に、オミクロン株にワクチンの感染者のワクチン接種者の占める割合は88%にもなっており、3回接種した人が9%も感染している。



 日本でも同様に、緊急事態宣言を終了して人の流れは増えた。そして電車内では社会的距離はないも同然だ。それでも感染者数は増えていない。これは、感染対策で抑えられているのではなく、今までのデルタ株までの既存株については既に日本人の大半に自然免疫が存在するため、集団免疫の閾値に到達して流行が終了したことを意味する。しかしながら、今後、オミクロン株が蔓延すれば、幾ら感染対策をしようが感染者は増える可能性がある。ワクチンを接種してもオミクロン株には効果がないことをデンマークが教えてくれた。

 サウジアラビアの場合と同じで、日本でも感染者が減ったのはワクチンのおかげだなどという人がいる。しかしながら、これは誤りである。全世界でワクチンが役に立っていない状況で日本だけでワクチンが有効であるなどという不可解な理屈は通らないのだ。

 なお、米国の最近の研究によれば、学校でのマスクの着用が全く役に立っていないことが再確認された。


 ところで、サウジアラビアでは、コンサートでは20万人動員して密な状態なのにも関わらず、学校やモスクでは厳格な社会的距離の決まりに従っている。 集合する場所によって、求められる社会的距離が違うのだ。 このダブルスタンダードが、コロナの感染対策がインチキ、いわゆる茶番であることを証明している。結局、社会的距離やマスクがもなくても感染が増えるようなことはなかった。



 役に立たない感染対策によって世界が大混乱した。このような混乱は、メディアが主導してパニックを煽っていることによって発生している。先日イタリアでは、メディアによる醜い茶番劇場が放映されたそうだ。ワクチンを未接種者の患者がICUに入院し、ワクチンを接種しなかったことを反省する内容の報道だったそうだが、やらせであることが明白だ。




いつも読んでいただき、ありがとうございます。なんとか続けていければと思っています。