拝復

相手の弁護士への回答

1.こっちは、そちらの依頼人の度重なる暴力、精神的虐待に耐えかねて離婚を決意し、家を出たんだよ。
そちらの依頼人は、暴力を否定しているけど、同封の写真、診断書を見たら、依頼人の説明が嘘だって明らかでしょ。
この写真を見たら、その暴力が対抗力に著しく劣る女性に対して、強力かつ執拗になされたものであることは明白だよね。
2.しかも、こんな暴力が(もっと弱い暴力であっても)、それも頻繁に繰り返され、かつ精神的にも圧迫を加えられ続けていたんですよ。
これは、Domestic Violenceそのものです。
3.だから、こちらはそちらの依頼人の暴力と圧迫から逃れるため、やむなく何も告げずに家を出たんですよ。
何も告げずに家を出たという事実そのものが、逆にDVの存在を如実に示しているんですよ。
「離婚を望んでいると言われてもすぐには信じられず」「突然家出するという予想外の出来事に、たいへん驚いている」「なぜ離婚を求められるのか、理解に苦しむ」とのことですが、こんな暴力と精神的圧迫を加えながら、そんな風に考えているってことは、まさに、妻は夫が何をしてもついてくるという思い込みにほかならず、これこそ、妻への抑圧を自ら認識しておられないことの証左です。
4.以上のとおりであり、こちらの離婚の決意は固いので、そちらも依頼人から充分事情を聞いて、離婚の話し合いを進めてくださいね。
先生の意向をお知らせください。
なお、話し合い解決が無理なようでしたら、法的手続きを取りますからね。

あんまり要約になっていないけれど、こんな感じ。

あの頃に、これだけDVへの理解のある弁護士に巡り合えたことは奇跡だと思っています。しかも、男性で!

いや、私のほうが、何も知らなかったから、後になって、あぁ、先生が言うてはったんは、このことやったんかぁ~!と思うこともたくさんありました。

弁護士は、選びましょうね!

写真は、スマホなんていう便利な物の存在しない時代でしたので、
自動焦点の一眼レフでダメ元で怒りのあまりシャッターを押したら撮れていたものです。撮れていてよかった。ありがとうα

写真、現像に出すのも恥ずかしかったし、できあがってからも隠しておかなきゃならなかったから、気を遣いましたよ。

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