英語のすすめ

最近プロフィールを書くことがあってぞっとした。

上智英文卒、その後映画字幕翻訳を経験し、会社の英語公用語化リード、そしてドイツ系外資企業で上海をベースにするマーレシア人と日本にいるドイツ人にダブルレポートしつつシンガポール韓国・中国・香港・オーストラリアの同僚たちとAPACチームの日本リード。

なんだかかつて言われた”グローバル人材”みたいなプロフィールだ(笑)

がゆえに学生からも英語についての質問を受けることが多い

一番聞かれるのは”やっぱり留学した方がいいですか?”

ただ残念ながら日本で生まれ日本でしか生活したことがない自分に問われても、まあわからん

だだ行けるチャンスがある人は絶対いったほうがいいだろうとは思う

僕は英語が好きだなんて思ったことはあまりなく

むしろ映画業界に潜り込みたいという一心で偏差値40くらいから勉強して翻訳者になった

いまでも英語は得意ではない 発音もそれほどよくはないし別に英語は好きではない ツールだ 同じツールならエクセルのほうが好きだ

だから転職エージェントとかに英語が使えるポジションで面白そうなポジションがないのですよね。。と言われれるたとき けど英語使わなくていいのですけどというと え?そんなんですか?と拍子抜けされる

翻訳者時代も英語はまったくしゃべれなかった 台本もあるし英辞郎もある

それに翻訳はアウトプットするほうの言語力(つまり日本語力)のほうが数倍大切なのであまり英語力も身についた感じはしなかった

英語を話すようになったのは会社の公用語が英語化されたとき

そこで下地ができて、外資企業にいって毎日英語でしゃべらざるを得ない環境にいき、まあ仕事では一定困らないくらいにはなった

今日はそんな英語の話

1)日本人は英語できる

正しくいうと英語できるベースは既に持っている

あとはアウトプットの練習のみだ

日本人のおよそ54%は大学までいってる、そのうちの大部分は中学から含めるとおよそ10年の英語学習をしている

特に日本で受験を経験した人であれば一定の語彙力もあるし基本の文法みたいなものもわかる

足りてないのは英語を話す、書く機会だけ

話す機会がないなんてよく聞くけど、そんなものは作ればいい

2)英語の勉強法

僕がやっていた一番簡単な方法は、シャドーイング

ラジオとかドラマとかなんでも好きなものでいいので、聞いた英語を聴きながらどんどん追いかける形で声に出す

これを通勤の30分毎日6ヶ月続けた(歩きながら話してるので対象不審者がられる。電車の中では周りの人が驚くので空いていれば小声で、ラッシュの時は口パクでお願いしたい、でもちゃんと口は動かさないと意味がない)

そしたらなんとなく英語の型みたいなものが染み付いてきて話をするときも単語を入れ替えるだけで言いたいことが言えるケースが増えてくる

騙されたと思って30分6ヶ月やってみたらええ、必要なのはやりきる力だけ

3)英語が必要な時代

画像1

日本の人口は減っていく

ひとりあたりの出生数は変わってない

結婚の晩婚化と未婚率が増えているのが要因らしい

ただひとりひとりの生き方の多様性が進んでいく中でたぶんこの流れは変わらないし変える必要もないとおもう

1億という人口と日本語という特殊な言語がこれまで、日本の企業を守りまた日本の海外進出を阻んできた

そう遠くないうちにそれが崩れる

いまの学生の皆さんは英語から逃げきれない世代だろう

最近学生のひとりに会社を選ぶ軸として英語力を発揮できる会社を選びたいと言われた

心配するなかれそんなに遠くない未来にどの企業でも英語が必要とされあなたの英語力は重宝される

だからいまはそんなものよりもビジネス力を研鑽する方に時間を費やすべきだと思うし、もっとやりたいこと向き合いたい課題に対して取り組んだほうがいいとおもう

まとめ

ぼくはたくさんハーバードとかMITとかスタンフォードか有名な大学の学生たちと面接した経験がある 少なくとも200名は超える

正直世界有数の大学生たちはめちゃくちゃ優秀なのが結構いる 日本ではお目にかかれないレベルの方も

一方でいわゆる頭の良さみないた軸でみたときに、学校の平均点みたいなものでいえば日本の旧帝大とかのほうがだいぶ高い印象がある

違うのは英語を話すか話さないか そして世界のマーケットを初めから見ている点

学生の皆さん英語は必ず使う時代がくる

英語は言語だ。言語は思考を形成する。テクノロジーによって通訳ができる時代は近い。でも英語を使うのは決してツールの話だけではない。英語による物事の思考であったりそれにより価値観が変容したり、文化が変わる。多様性が急速に広がる。いわゆる異文化コミュニケーションが求められる。ハイコンテクストな日本のコミュニケーションしか経験がないと戦えなくなる時代がなからずくる。

だから英語を勉強しよう

(英語学校のPRではありませんw)



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