なぜこれほど日本がワールドカップに熱狂しないのか?

適当にあまり根拠なしに一般人としてババっとメモがてら書きます。

■to 一般層への失敗
・マスアプローチの失敗
前大会のアジア最終予選の突破を決めた試合(日本対オーストラリア)の関東地区の視聴率は、2013年のテレビ視聴率ランキングで3位(38.6%)だった。しかし、今大会の突破決定試合(日本対オーストラリア)の視聴率は2017年のランキングで16位(24.2%)だった。
→ただこれはデジタル化への時代の変化もあるため、単純に視聴率では語れない

・次世代スター選手の発掘失敗
2010年:本田圭佑が中村俊輔を押しのけてヒーローに!
2014年:北京五輪世代が欧州で大活躍をして、ピークを迎えていた
2018年:世界で戦う若手選手は多くなったが、以前ほどのインパクトはなく、さらに台頭する若手を今回消臭しなかった。※来年バルセロナに帰還が予定される17歳久保建英や三浦知良を呼ぶくらいしないと世の中の関心が動かない。それくらい大きなインパクトが必要。
堂安くらい呼んでほしかったなぁ

・内田篤人の怪我と結婚
女性ファンから圧倒的な人気を得ていた内田篤人が大きな怪我をしてしまい、サッカー界からしばらく姿を消してしまった。さらに結婚をしてしまったため、うっちーファンの失速が大きく響く。

■to コアファンへの失敗
・コアファンは期待していたハリルホジッチの解任とアカウンタビリティの欠如
ハリルの戦い方は弱者の戦い方としては正しかった。が、しかし戦術を実現できる選手が思ったより少なかったのと、協会もハリルの考えていることは理解できなかった。
ハリルの戦い方は強者との戦いに向けてなので、アジアでの戦いでは苦労するのは前提であった。相手が強ければ強いほど、面白くできるのがハリルの特徴である。(※前回ワールドカップではアルジェリア代表を率いてベスト16まで導き、決勝トーナメントでは優勝国ドイツと延長までもつれ込んだ実力者)
そして、選手、協会がワールドカップでハリルが本領発揮する前に我慢できず、解任に至った。

ハリル解任については小柳ルミ子が日本国民を代表してブログで謝罪していたので、そちらをご参照ください。笑

・ハリルホジッチの特性を理解していたのにサポートしきれなかった協会の失態
ハリルは人心掌握と戦術伝達に失敗し、選手は指示の実行に失敗し、協会はサポートに失敗したということだ。三者それぞれに責任がある。
→ザッケローニはニコニコおじさんでみんなに好かれていたが、ハリルホジッチは頑固おやじなのは、ハナからわかっていたこと。それを結局サポートできなかった協会の責任は大きい。

・ハリルへの無礼
前提としてハリルは世界的にも評価が高い監督である。選手としても確かフランスリーグで得点王を取っていて、有名な方である。
そんな名高い人をコケにしたことは、今後外国人監督が日本代表の監督になることにネガティブに働きそう。

・中長期的なサッカーの発展を考えない、選手選考の謎と忖度JAPAN
田嶋会長は目の前の可能性を上げるための解任といったが、
協会の目標
2030年までのベスト4
2050年に優勝
を実現するための中長期的プランがあるなら、間違った判断を下したと感じる。
ハリルホジッチで失敗することは中長期的に考えれば問題ないことで、今回のやり方でやりきって違ったなら次の4年間で違う方向を模索すべきだった。
何より一番中途半端の開催2ヶ月前で解任することでこれまで4年間で積み上げてきたものが総崩れになった。

■番外編:ハリルホジッチが日本サッカー界に残したもの
・デュエル
日本人はずっと球際、1対1に弱いと言われて来ている。そのことずっと"デュエル"という言葉で発信してきたハリルホジッチのことばは今ではJリーグでも重要視されている。
なぜか、、、日本のサッカーは、日本代表を頂点にサッカーの価値観が構築される。そのため、日本代表で重要視されていることは、Jの選手はみんな意識する。
日本代表 > Jリーグ

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