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道を選ぶ

お久しぶりです。御厨です。

サッカー、授業運営、インターン、就活とやりたい事詰め込みセットで過ごした3ヶ月。だいぶ思考が疲弊し、もう一度自分を見つめ直したいと感じたので、この場所に戻ってきました。

どの年も大事なんですけど、大学3,4年はその先の何十年をも決める期間になります。人もお金も生活も、今どの道を選ぶかで大きく変わります。

そんな「道を選ぶこと」=「人生の決断」について今回は話します。

みなさん、何を軸に道を選びますか?また、何を軸に選んできましたか?

価値観、夢、理想像、野望、憧れ、仲間、時代の流れ、世間体、親の声、不安、同調圧力、お金、プライド。

まあ色々ありますよね。

これらは、大きく2つに分けられると思います。

・内なる声
・外からの声

内なる声は、あなたが心から欲するもの。
例えば、周りに何も言われない、思われないなら今何をしますか?その時にとる行動は、あなたの内なる声に従っているはずです。

極端な例で言うと、明日死ぬとしたら今日は何をしますか?スティーブ・ジョブズのスピーチの一部です。明日死ぬとして、世間体守ります?お金稼ごうとします?自分のプライド気にします?

この流れで、外からの声に関して。意外と多くの判断軸はこちらにあるんですよね。周りからよく見られるために、嫌われないために、見栄を張れるように。

自戒も込めてですが、外からの声に自分を左右される限り本当の幸福は訪れないです。周囲の声に動かされるロボットでしかない。そこに微差はあれど、自分の内なる声は反映されない。あなたがあなたである意味ってそこにあるのでしょうか?

これを強く感じたのは、とある大手企業の面接。「私は〇〇という理由で御社を志望します。」自分の内なる声を無視しながら勝手に動く自分の口に気持ち悪くなってしました。

嘘をつけるのが大人、本当のことを言わないのが大人とはよく言ったものだが、1番大切で身近な自分という存在に嘘をつくことは、果たして正しい道なのか。

そしておそらく次に出てくる問いが、「じゃあ、どうやって軸を見つけるのか?」ということ。

この問いに対する答えは、
「そんなものはない」です。
世界旅行に行ったり、何か凄そうなセミナーを受けたり、本を読んだからって、自分を見つけることなんてできません。あくまで1つのきっかけでしかない。

自分の軸を見つけるのって苦しいんです。1番大切だけど、そこを否定されたら立ち直れなくなってしまうから。

身体構造で言えば背骨、船で言えば竜骨。そこが折られたら再び立ち直るのは難しくなる。そんな大切なのに弱点ともなると言うジレンマを抱えた部分を探る営みなのです。

見つけ方の話でしたね。無いなりに2つあると思います。

・自分の過去の決断を探ること
・その決断の軸を、繰り返し検証すること

これまでの人生で歩んできた道をなぜ選んできたのか。二つ道の一方を選んだ根拠か分かれば、少しは見えてきそうです。

そして、その根拠を検証してみる。何か決断をする時に、道を選んだ時の自分を宿して進んでみる。進んだ先で後悔がなかったなら、それがあなたの軸に近しいものであると言えるはずです。

そしてそれを繰り返すことです。たった1,2回で見えるはずがない。決断の母数が少ないことには、検証された結果の信憑性も下がるのは当然のロジックです。

ここで少し私の話をさせてください。
高校3年の時、コロナで学校が3ヶ月ほど休みでした。その時、毎朝公園でサッカーをしていたのです。
朝の公園って汚いんです。昨日そこで過ごしたであろう人たちが残した吸殻や空き缶がそこら中に散らばっています。
初めてその光景を見た私が取った行動は、ゴミを拾うことでした。次の日の話が、今回のテーマに繋がります。

ゴミを拾った次の日も汚かったのです。この時2つの道が見えました。昨日と同じように全てのゴミを拾う道。もう一方の道は、何も見ていないことにする道。だって1日で汚くなる世界が、それ以降も良くなるはずがないから。

私が選んだのは前者の道。あきらめの悪い方を選びました。そしてこれを、学校が始まるまで毎日続けました。

その結果、自分の1つの軸がぼんやりと見えてきました。
世界を良くしたいと言う漠然とした想いがあること。反対に、世界を汚す人に強く憎悪を抱くこと。

内なる声に従って選んだ道を、何度も何度も選び続けた結果、自分というものが少しクリアになったのです。
これは苦しく長い時間がかかるものでした。ただ一片の悔いもなく、誰も見ていない小さな空間で、世界のために生きた自負は残っています。

雑な結論。
道を選ぶ時は内なる声に従うべきです。それがどんな修羅の道でも。

最後にこの言葉を。

スティーブ・ジョブズの超有名なスタンフォード大学でのスピーチの一節。
「もし今日が人生最後の日だとしたら、私は今日やろうとしたことを本当にやりたいだろうか」

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