善し悪しと、好き嫌いの違い

物事の「善し悪し」って相対的なものじゃないですか。

例えばですけど、
「自分勝手な人間は善くない」という意見に対して、「他者のことを想って生きている人間より善くないから」以上の論拠(理由)が見当たりません。


反対に、「好き嫌い」は絶対的なのかなって。

「自分勝手な人より、周りの人のことを想って行動している人の方が好き」は絶対的ですよね。好きに対して、「いや、お前嫌いだろ」って破綻してますもんね。

いわゆる価値観なるものは、「好き嫌いのレベル」なのかなと思います。ここまでは好きで、ここからは嫌い。動かしがたいもの。論理だけでは動かない。

で、言いたいのは「善し悪し」と「好き嫌い」を混同させるとややこしくなるということ。

あなたが「悪い!」と糾弾・否定した行動は、本当に「悪い」のでしょうか?あなたが「嫌い」な行動なだけではないでしょうか?それか相対的に悪いものか。

あなたが「善い」と称賛・賛同した行動は、本当に「善い」のでしょうか?あなたが「好き」な行動なだけではないでしょうか?それか相対的に善いものか。

だから世の中に絶対的な正解や不正解は無いんでしょうね。みんなの好き嫌い、つまり価値観が積み重なって、それっぽく見えているだけで。

正解や不正解が絶対的ではない、ということは絶対的かもしれないです。
「絶対なんて絶対ない」とはよく言ったものですね。この世の真理なのでは。


みなさん読んでて難しいな、て感じたと思います。私もよう分からんです。
つまるところ、今日の発見は「結局、好き嫌いで判断するよね」ってことです。


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