2020年代の落語会のカタチ
みなさま、落語を聞きに行ったことありますか?
僕は数年前に一度マイブームが来て、そこから本当に時々(1年に一度行くか行かないか程度)ですが、生の落語を聞きに行きます。
特に目当てとして行くのは、林家けい木さんと林家つる子さん。
現在、二つ目として活躍されているお二人。まだ若いのですが、落語にかける想いの熱さと行動力に、いつも胸を打たれます。
●林家けい木さん
●林家つる子さん
先日、久しぶりに落語会に足を運びました。お二人が主催する「銀座檸檬落語会」という定期イベントが先月から始まり、その2回目に行きました!
会場についてみてビックリしたのですが、すごく雰囲気の良い、お洒落なカフェ&バーで!
飲み物やお料理もちゃんとしていて。
このご時世、外食したり、新しいお店を開拓したりがなかなか出来ないので、すごくテンションが上がってしまい、19:30頃着いたのですが20:00の開演までにいっぱい飲み食いしちゃいました。笑
落語会の本編もすごく楽しくて、出演者3人でのオープニングトークから始まり、つる子さんの野球テーマの新作落語(握り教えたる!!)、けい木さんの粗忽者落語(人の家で落ち着きすぎ!!)、三遊亭美るくさんの猫落語(落語用語なんだか忘れてしまった泣)、それぞれの落語もとても面白かった。
時には笑わされすぎて、マスク必須だ!って感じになるほどで、
笑わされる幸せをたっぷり味わえました。
今回は本当にお久しぶりの落語会だったのですが、落語自体はもちろん最高だったのですが、会場と飲食可というのがかなり良かったなぁと思いました。
にわか落語ファンとしては、落語の会場というのは実は結構緊張してしまって、あの緊張感が良さでもあるのだけれど、今回のようなディナーショー風の落語会もとってもリラックスして聞けてよかったです。
自分が年齢を重ねたせいもあるかもしれませんし、今回皆さんがわかりやすい落語を選んでくれていたのかもしれませんが、今までで1番スッと内容が入って来た気がします。
でも、よくよく考えてみると音楽のライブや演劇もそうなのですが、地下のtheライブハウスとか小劇場よりも、食事も飲み物もおいしくて、座り心地がよくて、他のお客さんとの距離が程よく離れているカフェとかでのライブの方が、音楽も楽しめたり(あるいは行くハードルが下がったり)するので、もしかしたら昔ながらの会場が出来た当時とは、生のエンターテイメントの楽しみ方が変わったのかもしれない、とか思ったりしました。
今回、お客さんの年齢層は20代〜40代くらいがほとんだだった感じがするのですが、
2016年の週刊プレイボーイのインタビューで、つる子さんが、客層について
熱心なおじさまたちですね!若いお客さんは比較的少ないですね。
と話していました。
今回この年齢層の人たちが増えたということはきっと、つる子さんたちのこういった会場選びや雰囲気作りの工夫と企画の積み重ねが、若い人たちにも伝わっているのではないかと、胸が熱くなりました!
ちなみに、僕たちの席の前には20代のカップルらしきオシャレな2人組がいたのですが、女の子の方は終始笑ったり、驚いたり、落語に反応していて、すごく楽しんでる感じがしました。
超にわかな僕が言うことではないですが、若い世代や、落語を聞いたことがない人たちにも、ぜひ落語を聞いてもらいたいですね。出来れば、生で。